『カノジョは嘘を愛しすぎてる』に出演する佐藤健と大原櫻子

累計発行部数が270万部を突破した青木琴美の同名コミックを映画化する『カノジョは嘘を愛しすぎてる』が12月に公開され、主人公の小笠原秋を佐藤健が、小枝理子をオーディションで約5000人から選ばれた大原櫻子が演じることが発表された。

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本作は音楽業界を舞台に、25歳のサウンドクリエイター・小笠原秋と普通の女子高生・小枝理子の“年の差恋”を主軸に理子がスターへと成長していく過程と、音楽業界の裏側を描いたドラマ。劇中で音楽が重要な役割を果たすため、映画化に際しては元・東京事変のベーシストで音楽プロデューサーの亀田誠治が劇中音楽をプロデュースする。

「もともと自分自身、音楽が大好きでアーティストの方々への憧れもあったので、今回の役は本当に楽しみ」と語る佐藤は、大原について「初めて大原さんに会ったときに、弾き語りをして歌を聴かせてくれたのですが、本当に素晴らしくて鳥肌が立ちました。とにかく声が良い!誠実で純粋で何にも染まっていない感じが理子にぴったりだと思います」とコメント。「作曲シーンや楽器の演奏シーンは劇中で重要なので、リアルに見せられるように今から気合を入れて準備をしています。少女漫画ならではの胸キュンなストーリーと、本格的な音楽シーンを楽しんでいただきたいです」と意気込みを語っている。

今回抜擢された大原は1996年生まれの17歳で、演技と歌唱などの審査を約半年間行った後に審査員の満場一致で選ばれたといい、原作者の青木も「私はオーディション過程で一切口を出しませんでしたが、カノジョが理子になると知っていました。それくらいとびきりの女の子です、大原櫻子ちゃんは」と絶賛をおくっている。大原は「“テレビで見るだけの人”だった佐藤健さんが秋役で、ドキドキしています。カメラの前に立ったことがほとんどないので緊張しますが、私なりにはじけてフレッシュにがんばりたいです」とコメント。『タイヨウのうた』でデビュー直後のYUIを女優として起用した小泉徳宏監督がメガホンをとる作品だけに、大原が“女優”として“ヴォーカリスト”としてどこまで注目を集めるのかも楽しみだ。

本作は今月中旬から撮影を開始し、12月に東宝の配給で全国公開される。

『カノジョは嘘を愛しすぎてる』
12月公開