城田優 (撮影:吉田タカユキ) 城田優 (撮影:吉田タカユキ)

世界トップレベルのミュージカルスター、レア・サロンガ、ラミン・カリムルー、シエラ・ボーゲスと城田優が競演するプレミアムショー『4Stars One World of Broadway  Musicals』が6月、東京と大阪で上演される。

『4Stars One World of Broadway  Musicals』チケット情報

ミュージカルの本場ブロードウェイ、ウエストエンドを代表する3人は『ミス・サイゴン』『レ・ミゼラブル』『オペラ座の怪人』など数々のヒット・ミュージカルで主演し、世界中のミュージカルファンを魅了してきた本物のトップスターだ。そんな彼らに混じり、唯一の日本人としてこのショーに出演する城田に話を訊いた。

『エリザベート』のトートや『ロミオ&ジュリエット』のロミオ役で、恵まれた容姿を生かした存在感と繊細な歌声で実力を発揮してきた城田だが、世界レベルのスターたちとの競演に相当なプレッシャーを感じている様子。「このステージに立つということは、どこの国の人が見ても、すばらしいねこの4人、と言っていただけるようにしないといけない使命があるんです。この3人はすごいけど、なんで僕が入っているのとは思われたくないし、それだけは絶対に免れたい」。

その強い気持ちから早く稽古を始めたいという。「今すぐ練習したいです!キャストの方の共通語は英語。ぼくの英語力はその10分の1です。ほかのキャストの方が日本語で歌うこともあると思いますが、それよりも僕が英語で歌うほうが圧倒的に多いので、そういう意味でピンチです!って、いま気づきました(笑)」。歌う楽曲については、「こんなに沢山歌うんだ!って(笑)。ソロ以外もあります。まだ予定曲目ですが、初めての曲が多いので、新鮮に感じるかもしれません」。

コミュニケーションレベルの英語は話せるという城田だが、言葉の壁については「その曲がどういう内容なのか、比喩表現をしているのか、ストレートに歌詞のままなのか。比喩表現だったらわからないところも出てくるだろうし、そこは怖いですね」と素直に胸のうちを明かす。

とはいえ、これほどのメンバーと一緒に歌えるチャンスは「一生に一度あるかないか」と話し、「世界のトップレベルの方たちと一緒のステージに立てること、と同時に(演出の)ダニエル(・カトナー)、(音楽監督/アレンジの)ジェイソン(・ロバート・ブラウン)というすばらしい作り手、音楽家たちともセッションができるのはこのショーに立つメリットですね。お客さんもこんな機会は二度とないと思う」と笑顔で語った。

公演は6月15日(土)から23日(日)まで東京・青山劇場、6月27日(木)から30日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて。チケットは発売中。