『パラノーマン ブライス・ホローの謎』で使用されたキャラクターの顔パーツ

29日(金)から日本公開される3Dストップモーション・アニメ映画『パラノーマン ブライス・ホローの謎』の特設サイト“パラノーマン サブカルナイト”がオープンした。『コララインとボタンの魔女』を手がけたアーティストたちが3年を費やして完成させた作品の裏側に迫る動画やテキストが公開されている特設サイトだ。

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本作は、死者と話せる能力をもつノーマン少年が、300年前に“魔女狩り”の現場だったという町ブライス・ホローの秘密に迫る物語。“アニメ界のアカデミー賞”と呼ばれる第40回アニー賞でキャラクター・デザイン賞、キャラクター・アニメーション賞を受賞している。

本作は、1コマずつ人形を動かして撮影するストップモーションアニメの中でも、史上最大級のスケールで製作され、CGアニメでは表現できない質感やスケールを追求している。このほど公開されたスペシャルサイトでは、スタッフインタビューやメイキング映像を映画公開日まで毎週更新し、作品の裏側に息づいている“匠の技”を存分に楽しむことができる。

ちなみに現在は“パラノーマンの表情”と題したメイキング映像が公開されている。本作ではキャラクターの表情を描くために、様々な顔のパーツを作り、それを1コマずつ取り替えていく“リプレイスメント・アニメーション”という手法が採用された。このパーツは最新の3Dプリンターでつくられ、これまでのストップモーションアニメでは不可能だった表情の細やかな変化が可能になったが、1コマずつパーツを取り替えては撮影していくため作業量は膨大だ。メイキング映像ではその過程を、スタッフの証言、実際に完成した映像を交えて紹介している。

『パラノーマン ブライス・ホローの謎』
3月29日(金)TOHOシネマズ みゆき座ほか全国ロードショー


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