『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館〈ミュージアム〉』(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2013

「ぴあ」調査による3月8日、9日に公開された映画満足度ランキングは、シリーズ33作目となる『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館〈ミュージアム〉』がトップに輝いた。2位に海外の映画賞を多数受賞しているミヒャエル・ハネケ監督の『愛、アムール』が、3位に子供兵士の問題を題材にした衝撃作『魔女と呼ばれた少女』が入った。

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1位の『映画ドラえもん…』は、謎の男に盗まれたドラえもんの“鈴”を取り戻すため、未来に向ったのび太たちの活躍を描く。劇場には親子連れが多く来場し、子供たちからは「ひみつ道具博物館が楽しかった。僕はどこでもドアがほしい」「しずかちゃんは女の子なのに果敢に立ち向かっていって強いなと思った」「楽しかった!来年も映画館で観たい!」「ピンク色の“ポポン”がカワイイ。のび太くんがシャーロック・ホームズに変身するところがカッコよかった」など大人気。大人からも「仲間の大切さ、みんなの力が集まればできるんだということを感じてほしい」と好評だった。

2位の『愛、アムール』は、ある夫婦の“老い”と“死”を描き、カンヌ映画祭で最高賞パルム・ドールを、米国アカデミー賞で外国語映画賞を受賞している。観客からは「介護事情や子供との関係性、そして愛情表現は国が違えど普遍的なんだなと感じた」「愛し合うふたりのカッコイイ生き方が素敵だった」「夫と一緒に観たかった。言葉にしなくても感じるものがあるので、ぜひ夫婦で観てほしい」「介護を客観的に様々な立場から描き、尊重している。自分のことを含め改めて考えさせられた」など、40代以上の観客から支持を集めた。

(本ランキングは、3月8(金)、9日(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)