お兄ちゃん、と言えばどういうイメージが思い浮かびますか?責任感が強く家族思い、もしくはマイペースな俺様!?

どちらにせよ、頼もしいようなイメージはありますよね。

今回は、自由奔放でパパにだけ理不尽に当たりが強い“ゆうちゃん”との日々を描いた、漫画家・横山了一さんの育児コミックエッセイ『横山さんちの理不尽むすこ 』より、そんな「お兄ちゃんあるある」を集めてみました!

フォトギャラリーマンガで読む「お兄ちゃんあるある」

「上から目線」もお兄ちゃんあるある!?

横山了一さんの息子・ゆうちゃんは、下に妹のあいちゃんがいる「お兄ちゃん」です。

タイトルの通り、(主にパパに対して、ですが)理不尽な態度をとる、かなりやりたい放題で自由なお兄ちゃん。妹のことも、面倒を見るというよりは、時に妹のほうが大人びていたりして(笑)、「面倒見がよくてしっかりしたお兄ちゃん」、という感じではありません。

でも、長男にありがちな「マイペース」「自由奔放」なところは、かなり強いお兄ちゃんといえます。

そんなゆうちゃんに見る、お兄ちゃんの「あるある」をピックアップしました。周囲に聞いた「兄」エピソードもまじえてご紹介します。

「兄(姉)がやたら上から目線ものを言ってくる」というのは「兄・姉あるある」でよく聞きます。

ゆうちゃんは、元々のキャラかもしれませんが、特にパパに対しての上から目線発言が目立ちますね(笑)。

やっぱり、下に弟や妹がいると、兄としていろいろ教えてあげないと!という長子としての責任感、お世話焼きな面が出て、こういった「上から目線」につながるのかもしれません。

兄弟を育てるママは、「新しいおもちゃはお兄ちゃんが『じゃあ俺からやってみるね』と言って遊びを仕切る(笑)」と話していました。仕切ったりリーダーシップを取るのもお兄ちゃんは得意です。

兄を持つ妹からは、「兄は、みんなで集まると、何をするとかどこに行くとかを勝手に決めちゃう俺様キャラ。でも、親族の揉め事とかで矢面に立つとか責任感が強い面もあるから、頼れる兄です」というエピソードも。

下の子からすると、無駄に上から目線でイラッとする部分もありつつ、なんだかんだ頼もしいと思えるのが「お兄ちゃん」なのかもしれません。

もちろん、それがいい意味で「面倒見がいい」という部分でもあります。

兄弟育児中のママからは、「歳が離れてることもあって、弟の面倒をよく見てくれるお兄ちゃん。私が手が離せないときは抱っこ、ミルク、オムツと一通りやってくれるし、ベビーカーで散歩も行ってくれる。

買い物に行ってる間も一緒に遊んでくれて、私には真似できないクオリティでプラレールの線路を組み立ててあげていた(笑)」というほっこりエピソードも。まるで小さなパパですね!

なんでも自分がNo.1!

さらに、やはり長子としてのプライドなのか、兄弟育児中のママの話では「弟がまわりの大人に注目されたり、『あらー大きくなったねー』とか言われてるとすぐに話に入ってきて『俺のほうが大きいよ!』と張り合ってくる。

サッカー日本代表の試合を観ていたときも、『この人たちは日本一うまいからここに出てるんだよ』と教えたら『へえ、俺もうまいけどね』って。張り合い方ハンパない!(笑)」

「ジャンケンもわざと遅出しして勝とうとしたり、何かをするときは下の子より先にやりたがる。エレベーターのボタンを下の子に押されないように毎日のように争ってます(笑)」など、「自分がNo.1でいたい!」という気持ちも強いよう。

その延長でしょうか、下の子をパシリもしくは子分のように従えてしまうお兄ちゃんも少なくないようです(笑)。

「下の子に『トイレについてきて~』とお願いしたり、パパに何か頼むときは『一緒にパパのところに行こう』と下の子を利用している」というケースも。

「小さい頃、食べ物は早く食べないとすべて兄にとられてしまっていたので、本能的に早食いが身についた」という兄を持つ弟からの涙ぐましい証言もありました。