現代音楽界の“異端”の作曲家・吉松隆の還暦記念コンサート。「平清盛」から大作「タルカス」再演も

2013.3.12 19:15配信
吉松隆 吉松隆

昨年の大河ドラマ「平清盛」の音楽を手がけた作曲家・吉松隆の還暦記念コンサートが、3月20日(水・祝)に東京オペラシティ コンサートホールで開催される。

「吉松隆 還暦コンサート《鳥の響展》」の公演情報

1953年、東京生まれの吉松隆は、慶應義塾大学工学部在学中、作曲家の松村禎三に師事する一方で、ピンク・フロイド、イエス、エマーソン・レイク・アンド・パーマーなどのプログレッシブロックに心酔し、ロックやジャズのグループにも参加しながら作曲を学ぶ。無調音楽を中心とする現代のクラシック音楽の非音楽的な傾向に異を唱え、調性やメロディを全面的に復活させた独自の路線が特徴だ。英シャンドス社から交響曲をはじめとする多数の作品集を発表し、現代における“異端”の作曲家として、世界的な評価を得ている。

まもなく開催される還暦記念コンサートには、藤岡幸夫(指揮)、舘野泉(ピアノ)、須川展也(サックス)、田部京子(ピアノ)、吉村七重(二十絃)、福川伸陽(ホルン)、長谷川陽子(チェロ)、小川典子(ピアノ)と、国内の一流演奏家が集結。いずれも吉松作品の初演や共作、録音などを担当し、作曲家本人からの信頼も厚い面々だ。幻のデビュー作「ドーリアン」から、サクソフォンの超絶コンチェルト「サイバーバード協奏曲」、NHK大河ドラマ「平清盛」を彩る交響絵巻「平清盛」組曲、そして2010年の世界初演で大きな話題を集めたエマーソン・レイク・アンド・パーマーの「タルカス」オーケストラ編曲版の再演まで、全3部構成で作曲家・吉松隆の集大成といえるプログラムが繰り広げられる。

「吉松隆 還暦コンサート《鳥の響展》」は、3月20日(水・祝)に東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアルで開催。チケットは発売中。

■吉松隆 還暦コンサート《鳥の響展》
日時:3月20日(水・祝) 15:00開演
会場:東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル

【第1部】 (第1部の曲順は未定)
プレイアデス舞曲集より(ピアノ:田部京子)
ランダムバード変奏曲より(1985)(ピアノ:田部京子/小川典子)
夢色モビールより(1993)(チェロ:長谷川陽子)
タピオラ幻景より(2004)(ピアノ:舘野泉)
スパイラルバード組曲より(2011)(ホルン:福川伸陽)
夢詠み(2012)(チェロ:長谷川陽子/二十絃:吉村七重)
【第2部】
鳥は静かに…(1998)
サイバーバード協奏曲(1994)(サックス:須川展也、ピアノ:小柳美奈子、パーカッション:小林洋二郎)
ドーリアン(1979)
【第3部】
「平清盛」組曲(2012)
タルカス(2010)[原作:キース・エマーソン&グレッグ・レイク]

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