『藁の楯 わらのたて』会見の模様

三池崇史監督の最新作『藁の楯 わらのたて』の完成報告記者会見が13日に都内で行なわれ、主演の大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也、三池監督が本作について語った。

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『藁の楯』は、木内一裕の同名小説を映画化したサスペンス。その命に10億円もの懸賞金が懸けられた凶悪犯・清丸国秀(藤原)の身柄を、福岡から警視庁に移送する任務を負った銘苅(大沢)ら警視庁警備部のSPと刑事たちの闘いを描く。

大沢は「ここまで手足が縛られたような感覚の作品は初めて。今までにないようなスケールとスピード感、そして重厚感がある作品で、日本映画でここまでのものが出来るんだな、と」、大沢の相棒役として清丸を移送する特別チームに抜擢されたSPの白岩を演じた松嶋は「男性に見えるよう、動きも見た目も話し方も努力した」とコメント。松嶋は役のためにバッサリ切った髪型を披露した。

そんなふたりとの共演を藤原は「あの大沢さんと、あの松嶋さんに悪態をつき、非常に失礼な台詞の数々を言わせてもらいました。全国民に嫌われたいと思います」と笑いを交えてコメント。三池監督は「『三池も本気を出せばちゃんとした映画を撮れるんじゃないか』と言われるような映画を目指した。ある意味で日本映画への挑戦として書かれた原作だと思っている。木内さんが、本当はこういう日本映画を観たいんだ、というところがテーマだった」と自信をのぞかせた。

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