柏木陽介(浦和レッズ) (C)J.LEAGUE 柏木陽介(浦和レッズ) (C)J.LEAGUE

サッカーはメンタルのスポーツだ。11月4日の『JリーグYBCルヴァンカップ』、11月25日の『ACL』、ふたつの決勝を見てつくづくそう思った。

第33節・浦和×川崎F チケット情報

DFのミスから試合開始早々に先制点を献上した川崎フロンターレはその後、主導権を握りながらもフィニッシュの精度を欠いた。片や、スコアレスドローでも10年ぶりの栄冠に手が届く浦和レッズは、ホームで攻める姿勢を貫き88分に決勝点を叩き込んだ。

『ACL』決勝アル・ヒラル戦を前にした柏木陽介と話す機会があった。浦和の背番号10はこう語った。「スポーツは全部メンタルなのかなと思う。自分はゴルフもやるので、ゴルフほどメンタルなスポーツはないと思っているんですけど、サッカーも気持ちに左右されます。サッカー選手は下手でも自信と気持ちがあれば、結構いいプレーをできたりするんですね」と。

『ルヴァン杯』決勝でセレッソ大阪の前に涙を飲んだ小林悠もメンタルについて口にした。川崎Fの背番号11はこう振り返った。「個人個人のメンタルの部分だと思います。本当に普段通りのプレイができなかった。守備ブロックを作られても、きちんと崩せるのがうちの強み。今日は最後のところでミスがあった。なぜこうなってしまったのか……」と。

ただ、川崎Fはそのまま切れなかった。川崎Fは『明治安田生命J1リーグ』第32節・ガンバ大阪を相手に25本ものシュートの雨を降らせ、82分にゴールをこじ開けたのだった。

奇しくも11月26日の第33節・柏レイソル戦で、鹿島アントラーズは23本のシュートラッシュを見せた。が、「勝てば優勝」「ホームで連覇」のプレッシャーにさらされたのか、鹿島は最後までゴールを割ることができなかった。

これで首位・鹿島と2位・川崎Fは勝点5差となった。『ACL』決勝のため、11月29日(水)にずれ込んだ浦和×川崎Fは、浦和が勝つか引き分ければ鹿島の20冠達成となる。川崎Fが勝利すれば、勝点2差で最終節に臨むことができる。

浦和はアル・ヒラル戦から中3日の過密日程に対し、川崎Fは前節から中10日と追い風が吹く。何よりも、モチベーションが違う。リーグ戦では7位と無風の浦和と異なり、川崎Fにはリーグ戦初戴冠の可能性が残るのだ。一方、過度なモチベーションは重圧や気負いを生むのも確か。

果たして、川崎Fが気迫で圧倒するのか、ノープレッシャーの浦和がのびのびプレーをするのか。11月29日(水)・埼玉スタジアム2002でキックオフを迎える『明治安田J1』第33節・浦和×川崎Fは両軍のメンタルに注目したい。チケット発売中。

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