LOVE LOVE

シンガー・ソングライターのLOVEが、2013年の第1弾となるワンマンライブを東京・下北沢GARDENで開催。今回のワンマンは、“LOVE Live 2013 Antidote Love Songs~愛の抗体 +LOVE30型~”と題し、LOVEの30歳の誕生日であり、ソロ・デビュー日である3月14日に行われた。

ソロとして6周年を迎えたこの日のライブは、昨年10月にリリースしたロック・アルバム『Antidote Love Songs』の楽曲と、この6年間で共に成長してきた代表曲を盛り込んだ、まさに今のLOVEのベストなラインナップ。ドラムに元東京事変の畑利樹、ベースに吉川晃司2013ツアーにも参加した小池ヒロミチ、ギターに元QU'ON/Fugerの岡村夏彦、キーボード&マニピュレーターに元CHARCOAL FILTERの小名川高弘を引き連れ、昨年に引き続きバンド編成のステージを繰り広げた。

LOVEの登場に湧き上がった大歓声をかき消すように、最新アルバムからロック・ナンバーである『ALWAYS NEW AGE』、『優しい出来事』の2曲からライブはスタート。大きな塊のような迫力ある演奏に乗って、自身もエレキギターをかき鳴らしながら、声を振り絞り熱唱。会場の熱気は一気にヒートアップした。

「みなさん、今日は好きなように楽しんで。というか、私のことを好きにしてくれ!」LOVEならではの大胆なMCが、観客との距離を縮める。グルーヴィーにバンド・アレンジされた『過ちのサニー』や、憂いを含みながら劇的に盛り上がっていく『あなたを忘れるその前に』など次々に披露。アコースティックギターに持ち替えた『YES YES YES』では、観客のひとりひとりに語りかけるように、メッセージをそっと伝えていく。

「髪を切りました。考えてた以上に短く」。ライブ後半、彼女がそう切り出した通り、真っ赤なロングヘアだった彼女の頭は、この日すっきりとしたパンキッシュショートになっていた。思い切りのいいヘアスタイルがこの日のライブによく映える。昨年11月のワンマンにて振り切ったステージで魅了した彼女が、この日のステージではより自身をさらけ出し、音楽を楽しむ姿勢で観客を引き込んでいった。

アンコールでは、次回の東京ワンマン・ライブを七夕の7月7日(日)に東京・代官山LOOPで開催することを発表。さらに、できたばかりだという新曲『Beautiful Things』を初披露した。最後は、ここに集まったファンへの親しみと友情を込めて、『君は僕のセンユウ』で締めくくった。

現在、チケットぴあでは、7月7日(日)代官山LOOP公演のチケットの先行予約を受付中。受付は3月21日(木)午後11時30分まで。

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