ヤフー、リユース市場を盛り上げる新サービスを開始

2013.3.22 17:47配信
ヤフーと専門カテゴリ3社のパートナーシップで「Yahoo!買取」がスタート

ヤフーは、ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」のサービスの一つとして、ブランド衣料品や本、デジタルカメラなどの宅配買取りサービス「Yahoo!買取」をスタートした。

ユーザーが不要になったブランド衣料品や本、デジタルカメラなどの買取りをウェブサイトから申し込んで宅配便で送ると、査定後の買取り金額の通知、指定口座への振込みまでが一貫して提供されるサービス。送料はヤフーが負担する。ヤフーとの直接取り引きになるので、「Yahooウォレット」の本人確認の手続きが完了していれば、申込みのたびに個人情報を入力する必要がなく、簡単に利用できる。

発表会見で、坂本孝治執行役員コンシューマ事業カンパニー長は、「国内でリユース(再使用)サービスの利用を経験したことがある人は6割に過ぎない。また、リユースが盛んな書籍でも、ユーザーが手放すもののうち、3分の2は廃棄されている。これは、近くに専門店がない、ネットオークションへの出品や店へ持っていくのが面倒だからだ。"Yahoo!買取"を通して、これらの問題を解決できる」と新サービスのメリットを紹介した。

「Yahoo!買取」は、専門の商品カテゴリをもつパートナーと協業し、サービスを提供。開始当初は、リユース市場での需要が大きい「ブランド品、ファッション」「ケータイ、カメラ、ゲーム」「本、音楽ソフト、映像ソフト」の3カテゴリに絞って買取りを始める。「ケータイ、カメラ、ゲーム」ではソフマップと協力して、査定・販路を確保。同様に「ブランド品、ファッション」はデファクトスタンダードと、「本、音楽ソフト、映像ソフト」はネットオフと協力してサービスを提供する。

ソフマップの中西敏広社長は、「今回、ヤフーから声がかかったのは、これまでの買取りの実績やメンテナンスを評価していただいたからだと思う。家庭には、いらなくなったデジタル製品がまだまだ眠っている。このチャンスを生かして、一緒にリユース市場を拡大したい」と話した。

スマートフォンやタブレット端末では、端末に残ったデータが心配で、買取りに出しづらいこともある。これらを適切に消して、しっかりしたリユース品として流通させてきたソフマップのサービスが、ヤフーを通して利用できるようになる。これには、ヤフーが協業3社と設けた「買取センター」の存在が大きく、専門的な知識と技術をもつスタッフを一カ所に集めることで、同質のサービスを一括して提供できるという。

また、中西社長は、「われわれのメインカテゴリはPCだ。サービス開始時点では配送方法などに課題があってサービスを提供できないが、ぜひPCも買取りの対象に含めたいと思っている。オーディオ機器なども、要望が多ければ検討したい」と、品目の拡大を目指す意向だ。

デファクトスタンダードの竹内拓社長は、「有名ブランドではなかったり、ちょっとしたキズや汚れがあったりすると買い取ってもらえないというイメージがあるが、われわれはファストファッションも扱っているし、ちょっとしたキズがあっても買い取ってきた。サービスの門戸を広げることで、持っているものの価値を再認識するユーザーが増えてほしい」と述べた。

ネットオフの黒田武志社長は、「業界のなかで、いち早く宅配での買取りに取り組んできた。社会的に影響力をもつ大企業とパートナーを組んだことで、循環型社会の実現に貢献したい」とした。

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