「JIMOT CM COMPETITION」の様子

沖縄国際映画祭恒例となった上映イベント「JIMOT CM COMPETITION」が今年も開催され、司会の「セブンbyセブン」のほか、「ナインティナイン」の岡村隆史、「平成ノブシコブシ」、永井佑一郎らが登場し、観客とともにご当地CMを楽しんだ。

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一般から寄せられたアイディアを基に、吉本興業に所属する“47都道府県住みます芸人”が参加して作り上げたCMでグランプリを目指すという本企画。今年は、1000通を超える応募の中から、全国都道府県と沖縄全市町村の計87の案を、総勢1807名もの手で映像化。各地域渾身の作品が揃う中、この日は東日本の代表23作品が上映された。先日、沖縄・石垣島の新空港「南ぬ島(ぱいぬしま)石垣空港」の開港に際し、PR大使に就任したという沖縄には縁の深い岡村だが、この日は「沖縄とは思えないほど寒い。海が日本海みたい。風邪引きました」とコメント。しかし、各地のCM上映が始まると1本ごとにツッコミを入れながら、存分にイベントを楽しんだ様子だった。

また、今年は日本各地のみならず、海外にも目を向けて作品を製作。現地のクリエイターなどと共同で制作をすることで異文化の融合を行い、新しいCM作品を作り上げることを目指したということで、中国・韓国・台湾・タイ・ベトナムというアジア各国の作品も上映。中でも、日本のカメラが入る事が初となるロシアのサハ共和国の作品に出演した永井佑一郎は、「空港から出て息を吸った瞬間、鼻毛が凍った」と、-40℃のすさまじさや野犬に襲われたエピソードを語り、会場を沸かせた。

作品の鑑賞を終えた岡村は、「来年は監督で行ってCMを作りたいです。NYがいいなあ」と、豊富を語り、ご当地CM制作への意欲を垣間見せた。「JIMOT CM COMPETITION」は、3/25に西日本代表作品の上映があったうえで、同日、グランプリ作品が決定する。

《沖縄国際映画祭》
〜3/30(土)まで

取材・文・写真:渡部あきこ