『だいじょうぶ3組』(C)2013「だいじょうぶ3組」製作委員会

「ぴあ」調査による3月20日、22日、23日公開の映画・満足度ランキングは、国分太一、乙武洋匡が出演した『だいじょうぶ3組』がトップに輝いた。2位はコンピュータゲームの世界を舞台にしたディズニーの新作『シュガー・ラッシュ』が、3位に人気子役、鈴木福の初主演作となる『コドモ警察』が入った。

上位作品の画像

1位の『だいじょうぶ3組』は、乙武が小学校教員をした経験を基に書いた同名小説が原作。手と足のない新任教師と子どもたちとの日々が描かれる。出口調査では「先生と生徒の心の交流に泣かされた」「今の学校教育では、生徒、教師、親それぞれとの“信頼関係”が忘れられているのだと気付かされた」「とても心に残る内容で、観終わってすぐ、娘に観てほしいと思った」「自分の子どもと他人の子どもを比べるのではなく、人それぞれ良いところも悪いところもあって、それでいいんだと感じた」「人と違うところがあって当たり前。みんな違って、みんないいんだと感動した」など、小学生から80代までの幅広い世代から支持された。

2位の『シュガー・ラッシュ』は、ヒーローになれない悪役キャラがゲームの裏側で大冒険を繰り広げるファンタジー・アドベンチャー。劇場には家族連れを中心に子どもたちが足を運び「ヴァネロペがレースに出場するためにがんばる姿とか、いっしょうけんめいに練習するところ、ラルフと仲良くなるところが好き」(9歳)、「ヴァネロペとラルフが可愛くて好き。車が走るレースの場面がおもしろかった」(7歳)、「3Dはいろいろなものが浮き出てて楽しかった。お菓子の国が好き」(7歳)、「子ども向け映画だと思っていたら、感動的で泣いてしまい驚いた」(35歳)、「ストーリーがしっかりしていて、懐かしいゲームのキャラクターたちの共演にワクワクした」(40歳)などの声が寄せられた。

(本ランキングは、2013年3月20日(水)、22日(金)、23日(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)