先週、90日間の監禁型リハビリ施設入居と、30日のコミュニティサービス、18か月のカウンセリングを受ける判決を受けたリンジー・ローハンが、もしかすると刑務所入りする可能性が出てきた。監禁型リハビリ施設がアメリカ国内に存在しない理由かららしい。

追突事故を起こした際に警察にウソの証言をした容疑に対するローハンへの判決は、もともと、90日の刑務所入りだった。が、ローハンの弁護士マーク・へラーは、検察側に対し、ローハンが有罪を認め、ニューヨークにある監禁型のリハビリ施設に入居することを条件に、刑務所入りは無しにしてくれるよう交渉。その条件は受け入れられたが、今になって、監禁型のリハビリ施設は、ニューヨークにないどころか、全米のどこにも存在しないことがわかった。刑務所と接続している監禁型のリハビリ施設はあっても、そこに入れるのは重罪犯だけで、ローハンは該当しない。リハビリに詳しい医師がtmz.comに対して語ったことによると、アメリカでは「自殺の可能性がきわめて高いと思われる場合にしか、本人の意志に反してリハビリ施設に監禁することはできない。その場合ですら、72時間が限界」ということだ。

この事実を受けて、検察側はローハンへの判決を再検討し始めたらしい。ローハンは過去に2度、通常のリハビリ施設に入っては抜け出しており、検察が通常のリハビリ施設を認めることはないと考えられる。もともとの刑だった90日の刑務所入りを宣告される可能性も十分にあるようだ。

文:猿渡由紀