『オズ はじまりの戦い』(C) 2012 Disney Enterprises. Inc.

公開中のファンタジー大作『オズ はじまりの戦い』のオープニング映像が届いた。モノクロながら胸躍る仕掛けが次々に登場する映像で、映画はこの後に画面が色づき“まだ誰も観たことのない魔法の国”へと観客を誘うが、3D効果が存分に感じられるオープニングも好評を博している。

オープニング映像

本作は、作家ライマン・フランク・ボームが生み出した偉大な魔法使いオズの“知られざる過去”を描いた作品。冴えない奇術師のオズ(ジェームズ・フランコ)が竜巻に飛ばされて魔法の国に迷い込み、同じ名前を持つ伝説の魔法使いと間違われてしまったことから壮大な戦いに巻き込まれていく様を描いている。

本作のオープニング映像を手がけたのは、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』や『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』などのオープニングも手がけたガーソン・ユー率いるデザイン工房yu+coだ。彼らは観客に3D効果を感じさせ、物語の最初の舞台になる1905年のカンザスに誘うために、無声映画や古い覗きカラクリを思わせる映像を作り上げた。ジョルジュ・メリエスの映画や、サーカスのポスター、盤に描かれた画を回転させるアニメ機器“フェナキストスコープ”などを参考にデザインされた画面には37種類の異なるフォントで描かれたスタッフ&キャスト名と、巨大な象やコイン、華麗な劇場の内装、そして映画の主人公オズを思わせる奇術師などが登場する。

映画はこの後、オズの旅立ちと共にカラフルになり、画面には観たことのないような植物や生き物たち、そして美しい街やそこで暮らす人々が登場する。本作は3D映像の評価も高く、観賞した観客からは「魔法の国に本当に行ったよう」「ディズニー・ランドのアトラクションのような体験ができる」という声も多く寄せられており、オープニングに登場する摩訶不思議な世界に入ってしまうような体験が味わえる映像に仕上がっている。

『オズ はじまりの戦い』
公開中