(左から)杉浦太陽、すみれ

『レ・ミゼラブル』の製作スタッフが手掛ける文芸ラブストーリー『アンナ・カレーニナ』の公開を記念し28日、都内でPRイベントが行われ、タレントの杉浦太陽と、石田純一の娘でモデルのすみれが出席した。第85回アカデミー賞に4部門ノミネートされ、見事衣装デザイン賞を受賞した本作。この日は、主演のキーラ・ナイトレイ演じるアンナがラストシーンで着用した“燃えるような濃紅の愛のドレス”の実物をすみれが着用し、「緊張しています。こんな素晴らしい衣装は初めてです」とウットリしていた。

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映画は19世紀末のロシアを舞台に、社交界の華だった若い人妻と青年将校の許されぬ恋がもたらす悲劇を絢爛豪華に描き出す。原作はロシアが誇る文豪トルストイ。ナイトレイが『プライドと偏見』『つぐない』で組んだジョー・ライト監督と3度目のコラボを実現させ、ジュード・ロウと共演している。

アンナは家庭を持ちながら、別の男性との恋に情熱を燃やすという設定で「複雑ですけど自信を持って、頭ではなくハートで行動する気持ちは分かります。愛のために生きる女性は格好いいです」とすっかり感情移入。これには、先週第3子が生まれたばかりの杉浦も「妻に『好きな人ができた』なんて言われたら死んじゃうかも…。どうしても夫目線で映画を観てしまった」と表情を曇らせた。

そんな杉浦だが、話題が第3子に及ぶと「25歳でよく3人も産んでくれたなと感謝でいっぱいです」と妻でタレントの辻希美に感謝しきり。「子どもを産むたびに母性が増して、今では夜中の授乳も『この時間は今しかないから、幸せ』って苦にならない様子です」と家庭での母親ぶりを語り、「4人目ですか? まだ(子どもを)作りたい気持ちはありますが、今はとりあえず妻に『お疲れさま』と言いたい」と辻を気遣った。

『アンナ・カレーニナ』
3月29日(金)TOHOシネマズ日劇他にて全国ロードショー