左から、ネマン・ナングサ(フィジー)、DJフォーブス(ニュージーランド)、アファ・アイオノ(サモア) 左から、ネマン・ナングサ(フィジー)、DJフォーブス(ニュージーランド)、アファ・アイオノ(サモア)

いよいよ、祭りが始まる。『東京セブンズ2013』のことである。フェスティバル開幕2日前の3月28日、『HSBCセブンズワールドシリーズ』ランキング上位3チームのヘッドコーチとキャプテンが記者会見に登壇した。

HSBCセブンズワールドシリーズ東京セブンズ2013 チケット情報

シリーズランキングトップを走るニュージーランドのDJフォーブス主将の「2年前までは同じチーム(ニュージーランドのこと)が勝っていたが、今シーズンは7チームくらいが勝ってもおかしくないレベルにある」という言葉は決して社交辞令ではない。事実、今季6戦の優勝チームを振り返ると、第1戦からフィジー、サモア、NZ、イングランド、南アフリカ、フィジーと大会ごとに優勝チームが変わっている。3月24日の『香港セブンズ』でやっと複数優勝国が生まれたのだ。ゆえに上位3チームのリーダーに油断はない。「上位6か国との戦いはタフでファイナルのような戦い。フィジー、サモア、イングランド、南アフリカは昔からのライバルだが、プール戦からタフな戦いは続く」(フォーブス)、「すべての試合を決勝戦のつもりで戦う。プール戦はプール戦とは捉えず戦っていきたい」(フィジー、ネマン・ナングサ主将)、「タフな試合ばかりが続いていく。戦うすべての試合をファイナルだと思って臨みたい」(サモア、アファ・アイオノ主将)。

7分ハーフ(決勝のみ10分ハーフ)でスピーディな展開が繰り広げられるセブンズ。上位陣の力が拮抗しているとなれば、自然と力も入る。しかも、スタープレイヤーもズラリ。194cm、105kgの巨躯を活かしたパワー、そして巨躯を感じさせないスピードでトライを量産するベン・ラム(NZ)、今季のトライ王ランキングで首位を走るコーナル・ヘンドリックス(フィジー)、100m10秒13の快足から「ラグビー界最速の男」と呼ばれるカーリン・アイルズ(アメリカ)などが名を連ねる。日本代表の挑戦も忘れてはならない。瀬川智広ヘッドコーチ率いる日本代表も、上位15チームのコアチーム食いに向けて虎視眈々。

セブンズの魅力は、グラウンド内だけにとどまらない。Xリーグのチアリーダー80名、ドリーム夜さ来い祭りの総勢150名が、3月30日(土)の開幕セレモニーに花を添える。会場に隣接した「セブンズガーデン」では、「サクラ」にちなんだフード、ドリンクが揃う。誰でも参加できる「セブンズ コスチューム コンテスト」も開催され、思い思いのコスプレでセブンズを謳歌できるのだ。

『東京セブンズ2013』は3月30日(土)・31日(日)に秩父宮ラグビー場で開催される。チケット発売中。