最先端の音響実験空間が東京に! フランス国立音響音楽研究所「IRCAM」が東京・春・音楽祭に登場

2013.3.29 21:12配信
クロード・ドラングル リサイタル リハーサル模様(静岡音楽館AOIにて) クロード・ドラングル リサイタル リハーサル模様(静岡音楽館AOIにて)

上野の春恒例のクラシック音楽祭「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森-」にフランス国立音響音楽研究所「IRCAM」が参加。世界最先端の音響実験空間を東京で披露する。

「irccam×東京春祭 ~フランス発、最先端の音響実験空間」の公演情報

IRCAMは、音響表現と科学研究の双方のための世界最大の公的研究所のひとつ。正式名は、Institut de Recherche et Coordination Acoustique/Musique。フランス大統領であった故ジョルジュ・ポンピドゥーの依頼により、ピエール・ブーレーズが1974年に創設した。世界最先端のテクノロジーを駆使した研究は、国内外の大学や企業と共同で実施され、その内容は、音響学、信号処理、情報理論 (言語、リアルタイム、データベース、マンマシンインタフェース)、音楽学、音楽認知研究など、広範囲に及ぶ。

また国際的作曲家の創作活動の場としての機能も果たしており、これまでにトリスタン・ミュライユ、ジェラール・グリゼー、ジョージ・ベンジャミン、ブリュノ・マントヴァーニらに新作を委嘱。またレジデント・アンサンブルであるアンサンブル・アンテルコンタンポラン(現代音楽のスペシャリスト集団)をはじめとするパフォーマーや、著名な技師、研究者も多く輩出してきた。

今回の東京・春・音楽祭では、21世紀なってから初演された作品を特集。前半は、ヤン・マレシュ(1960~)、ジェローム・コンビエ(1971~)、ファウスト・ロミテッリ(1963~2004)という3名の作曲家によるギターをメインとした作品を、アンサンブル・クール=シルキュイのメンバーの演奏で紹介する。

後半は、世界的サクソフォーン奏者、クロード・ドラングルが登場。ピエール・ブーレーズ、野平一郎が手がけたサクソフォーンとライブ・エレクトロニクスのための2作品を披露する。芸術的感性と科学的・工学的な開発と融合させるircam。その独自の世界が体験できる貴重な機会となる。

「irccam×東京春祭 ~フランス発、最先端の音響実験空間」は、4月5日(金)に日経ホール(東京・大手町)で開催。チケットは発売中。また関連イベントのトークセッションが4月3日(水)・4日(木)にSPACE NIO(東京・大手町)で行われる(詳細は公式サイトまで)。

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