左から、トム・クルーズ、ポーラ・パットン、ブラッド・バード監督

米俳優のトム・クルーズが本日1日に、都内で主演最新作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の来日記者会見を共演のポーラ・パットン、監督のブラッド・バード監督とともに行った。本作のPRワールドツアーは世界11ヶ国で開催。その先陣を切る形で、日本の地を踏んだトムは「動き出したら止まらない、遊園地のライドのような作品で僕自身、誇りに思うよ。観客の皆さんにぜひ『ミッション完了!』って叫んで欲しい」と猛アピール。世界最速会見という1つ目のミッションを見事にクリアした。

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トムは「撮影中は36時間眠れないこともあったほど。それでも何かをクリエイトする瞬間に、エネルギーが生まれるし、特に今回のチームは、互いのインスピレーションで支えあえることができた」とニッコリ。プロデューサーの顔も持ち「皆のベストを出せる環境を作るのも僕の役割。現場では常にみんな『自分に何ができるか』を考えていたね。そういう意味でも素晴らしいチームだった」と誇らしげな表情だ。

今回、実写映画に初挑戦したバード監督に対しては、「ストーリーテラーとしてはもちろん、人間的にも素晴らしい。ただ、現場を走り回ってもらうことになるし、座ってるヒマもないから、撮影前にスニーカーを買ってあげたんだ」とトム。一方、バード監督は「作品の規模としてはシリーズ最大。でも予算はそうではなかったし、スケジュールも非常にタイトだった(笑)。不可能だと思えることも、そうだと認めないことが大切だと学んだよ」と笑顔で振り返った。

また、女性エージェント役で共演するパットンは、「アクションが好きだし、穏やかな内面を持っている点は私に似ているかしら。内に秘めた怒りをぶつけるアクションシーンは、本当に爽快だったわ」。撮影中は当時5ヵ月になる息子の子育ても大きな“ミッション”となったが「両立はインポッシブルだと思ったけど、何とかやり遂げることができたわ」。トムも「トレーニングの成果が見事に出ていたし、作品に対する献身に心から感謝したいね」と大絶賛だった。

会見終了後には、六本木ヒルズアリーナで行われるファンミーティングをはじめ、さらなるミッションに挑むことになっているトム。日本滞在時間27時間で、果たしてすべてのミッションを遂行できるか? 本作は前作『M:i:III』から5年ぶりとなるシリーズ最新作。モスクワのクレムリン爆破事件の容疑を着せられ、米大統領の“ゴースト・プロトコル”発令によって所属機関IMFが解散してしまったイーサン・ハント(トム)と仲間たちが、核戦争勃発の危機を前に、プラハ、モスクワ、ドバイ、ムンバイと世界をまたにかけた最難関のミッションに挑む。

『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』
12月16日(金) TOHOシネマズ日劇ほか全国公開