『武士の献立』で夫婦を演じる上戸彩と高良健吾、朝原雄三監督 (C)2013「武士の献立」製作委員会

12月に公開される映画『武士の献立』の撮影が石川県で行われており、このほど主演の上戸彩、高良健吾、朝原雄三監督が現地で会見を行なった。

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本作は史実を基に、料理で加賀藩に仕えた武士の家族を描く時代劇。加賀百万石と称され、権勢を誇った加賀藩の伝統ある“加賀料理”の礎を築いた舟木家をモデルに、次第に心を通い合わせながら成長し、様々な難局を乗り越えていく妻・お春と夫・安信の姿を描く。

優れた舌と料理の腕を持ち、舟木家に嫁入りするお春を演じる上戸は「吹き替えゼロですべてやらせて頂いているんですが、ラッシュ(画をつないだもの)をスタッフさんと見たときに、『料理のシーンどうだった?』と聞いてみると、『雑な所がリアルだったよ』と言われて、リアルならうれしい反面、不安にもなりました。川魚をさばくシーンもあったのですが、料理上手の役なので、上手にさばいているように見えていたら良いなと思います」とコメント。

剣の腕はそこそこあるが、料理の腕はからきしダメな舟木安信(ふなきやすのぶ)役の高良は、「自分が思っていたよりも、子供っぽくて不器用な役柄でした。料理人という役は、練習すればまだ何とかなる感じだったのですが、僕は、今回時代劇が初めてだったので、武士の立ち振る舞い方の方がむしろ苦労しました」と話した。

「石川に来れて、自分自身心が洗われた」という上戸は「この作品は、夫婦の愛という事で旦那さんを上手く支えられる女性としてお春を頑張っているので、ぜひみなさん劇場に足を運んでください」とPRし、朝原監督は「2年前に公開された『武士の家計簿』が時代劇としては珍しく大ヒット致しまして、それは本当に石川県の皆様のお力添えがあったからだと思います。この作品もぜひ石川県の皆さんで盛り上げて頂いて、大きな成功作にしたいと思っています」とアピールした。

会見では夏川結衣、緒形直人、成海璃子、柄本佑、加賀丈史が本作に出演することも発表された。

『武士の献立』
12月、全国ロードショー

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