『キャプテンハーロック』(C)LEIJIMATSUMOTO/CAPTAIN HARLOCK Film Partners

今秋に公開される『キャプテンハーロック』の特報動画とポスター画像が公開された。本作は松本零士の傑作漫画を約27億円を投じて映画化するもので、早くも海外誌などで特集が組まれるなど、各地で大きなインパクトを与えている。

『キャプテンハーロック』特報動画

本作は、傑作『宇宙海賊キャプテンハーロック』を作家の福井晴敏や荒牧伸志監督が“再誕=リブート”として新構築するもの。映画化のニュースはすでに海外でも大きな話題を集めており、ハリウッドの映画業界誌“VARIETY”には特集記事が掲載され「ハーロックの世界マーケットへの挑戦が日本アニメ界の今後を担っている」と評された。

ハーロックは誕生時より日本だけでなく海外、とくに欧州で強い人気を誇ってきた。誰よりも自由を愛し、堕落した地球を捨て“宇宙という海”へと繰り出したハーロックは、最強の宇宙海賊として人々から恐れられる存在でありながら、正義のため、地球のために命をかけて戦う男だ。一見、冷徹に見える判断や態度もその奥には熱い血潮がたぎっており、亡くなってしまった親友トチローが設計し、中枢コンピューターに魂を宿した海賊船アルカディアと運命を共にするその姿は、海外でも多くのファンを魅了した。制作中の映画は、この物語に現代社会が持つテーマを投影し、ハーロックのキャラクターをさらに深めた展開になるという。

このほど公開された特報やポスターでは、おなじみの“眼帯と傷跡”の素顔がまだはっきりとは見えないが、そこにはハーロックを象徴するかのように“己を縛るものと闘え”というコピーが大きく躍っており、往年のファンには懐かしく、原作を知らない観客には大きな期待を抱かせるデザインになっている。

『キャプテンハーロック』
2013年 秋、全国ロードショー!!