仕事より夢のほうが大切なら早朝活動がおすすめ

もし、本当に夢や目標の実現のために時間を使いたいのであれば、Aさんのケースでは、コアタイムを除く22:00~翌7:00までの間に、なんとかして時間を作り出す必要があります。それ以外の部分は動かしようがありません。物事の優先順位を明確にし、1日の流れを紙に書き出して、はっきり確認しました。

多くの方は、子どもが就寝した22:00以降に時間を作り出そうと考えるはずです。ただしこれには、2つの点で問題があります。

1つ目は、就寝直前のこの時間帯は、ついサボってしまいがちになる点です。様々な誘惑に打ち勝って、勉強に取り組むのは、なかなか大変です。もし会社で飲み会があったりすれば、真っ先に潰れてしまう時間でもあります。

2つ目は、優先順位に反している点です。Aさんの場合、「個人事業主として自立する夢」は「現在の仕事」よりも優先させるはずです。会社で精一杯働いて疲れ切っている頭と体で、夢のための勉強に取り組むのでは、本末転倒です。

そこでおすすめなのが、早朝に勉強の時間を確保する方法です。就寝と起床を2時間前倒しして、0時就寝、5時起床とします。5時から7時までを、夢のための勉強の時間にするのです。

早朝であれば、フレッシュな頭で、スキルアップのための勉強ができます。また、就寝前の時間は、思う存分にインターネットやテレビなど、趣味のために使えるので、メリハリもつけられます。

生活のリズムにしてしまおう

早朝の起床は、人によってはハードルが高いかもしれません。体に染みついている生活のリズムを変えるのは、簡単なことではありませんよね。

しかし逆に言えば、早朝の起床を生活リズムにしてしまえば、まったく苦にならないのも事実です。私は現在、子どもと一緒に21時台には布団に入り、朝4時に起床していますが、特に頑張って起きているという感覚はありません。静かですし、仕事が捗って気分がいいですよ。

もちろん、人によっては、深夜に勉強するほうが捗るという人もいるかもしれません。物事の優先順位を整理しつつ、生活設計を見直して、自分に合ったスタイルで時間を作り出してください。隙間時間の活用と併せて、1日2時間を積み重ねることができれば、正真正銘、夏休みに匹敵する時間が確保できます。