信頼を得られる先輩・上司になるために。「童話」から学ぶ、4つの後輩&部下育成術

2013.4.13 17:30

仕事で部下や後輩の指導をするにあたり、彼らとどう向き合えばいいのだろう? 『仕事の答えは、すべて「童話」が教えてくれる。』の著者で、数多くのビジネス書を手掛ける文筆家・経営コンサルタントの千田琢哉さんに、お話をうかがった。

 

『仕事の答えは、すべて「童話」が教えてくれる。』
千田琢哉(著)
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新年度がスタートして、この春からはじめての部下を持ったり、後輩の指導を任されたという人も多いのでは? けれど、彼らとどう向き合えばいいのか不安を感じている人も少なくないはず。そんな悩みを解決するためのヒントが「童話」に隠されている――そう語るのは、『仕事の答えは、すべて「童話」が教えてくれる。』の著者で、数多くのビジネス書を手掛ける文筆家・経営コンサルタントの千田琢哉さんだ。

「子どものものと思われがちな童話ですが、その作者は古今東西の天才たちです。歴史に名を残す天才たちが創り、世界中の人々によって、何十年、何百年と語り継がれてきた物語は、余計な贅肉は削ぎ落とされ、人間社会の本質をシンプルに捉えています。だからこそ、そこに仕事の答えを見つけることができるのです」

仕事で疲れた頭で哲学書を読むのはしんどいけれど、童話ならすんなり読むことができるはず。『仕事の答えは、すべて「童話」が教えてくれる。』で紹介されている童話の中から、はじめての後輩・部下対策に効く童話をチェックしてみよう。

『桃太郎』の“きびだんご”だけでは信頼は得られない!

『ももたろう』
(日本傑作絵本シリーズ)
まつい ただし(著)、
あかば すえきち(イラスト)
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良好な人間関係を築こうと、後輩や部下に優しく接しているつもりなのに相手の反応はイマイチ。もしかして、先輩・上司として信頼されていないのではないかと、悩んでいる人には『桃太郎』流のマネジメント術がおすすめだ。

鬼ヶ島の鬼退治へと旅立った桃太郎は、きびだんごを与えて犬と猿、雉を家来にした。けれど、彼らが桃太郎に従った要因はきびだんごのほかにもあると、千田さんは言う。

「信頼を得るためにもっとも必要なのは、“自立している”ことです。もしも、桃太郎が仲間を集めてから旅立とうとしていたなら、犬や猿、雉は家来にはならなかったでしょう。ひとりで鬼退治の旅をしていたからこそ、彼らは桃太郎を信頼したのです。自立している人――つまり、実力がある人はおのずと信頼されるものです。逆に、実力がない人のきびだんご=優しさは、卑屈で気持ちが悪いだけ。媚びることで築いた人間関係は、偽物の人間関係です。実力によって相手から敬意を得ることではじめて、本物の人間関係を築くことができるのです」

彼らのご機嫌伺いをするのではなく、まず自分の仕事をきっちりとこなして、実力を示す。それが、後輩や部下の信頼を得るための一番の近道なのだ。

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