記者会見に登場した(写真左より)中山雅史、藤田俊哉、名波浩 記者会見に登場した(写真左より)中山雅史、藤田俊哉、名波浩

4月8日、『ほけんの窓口プレゼンツ 藤田俊哉送別試合』の記者会見に、ジュビロ磐田の黄金時代を支えた3人が揃い踏みを果たした。藤田俊哉の門出を祝おうと、中山雅史、名波浩が駆けつけたのだ。

「藤田俊哉送別試合」チケット情報

中山が「僕がやれるだけのことを5分だけ見せたい」と笑いを誘えば、名波は「私にとって藤田俊哉というのは憧れの存在。この送別試合に出場できるのをうれしく思う」と喜びを口にした。ふたりの言葉を受けた藤田は「今回の送別試合でもふたりに協力してもらっている。本当に頭が上がらないし、頼りになります」と感謝の念を示すが、すかさずふたりに「頼りすぎ」「今日の会見の詳細も教えないんだから」とツッコミを入れられていた。

今回の記念試合は、今夏オランダのVVVフェンロで指導者の道を歩む藤田を送り出すことから「引退試合」ではなく、「送別試合」と命名された。三氏とともに磐田の黄金期を彩った福西崇史、田中誠、鈴木秀人らが出場予定のジュビロスターズと、中田英寿、武田修宏、秋田豊や海外所属クラブの現役日本代表選手が出場予定のジャパンブルーが5月23日(木)・国立競技場で激突する。主役の藤田は前後半に分かれて、両チームで出場するという。

藤田は「『サッカーはこんなに楽しいんだ』『サッカーってこんなに素晴らしいんだ』とひとりでも多くの人に思ってもらえたら、最高だね」と抱負を語った。さらに中山が「俊哉を引き立てられればいい。俊哉を引き立てるには俺と名波が必要」と続け、名波は「僕の引退試合の時はなかなか得点を決められなくてプレッシャーになった。今度は俊哉が得点しないといけないというプレッシャーを感じる番」と藤田にナイスパス。藤田が「ゴンさんが決めればいい」と振ると、中山は「僕が点を取るよりも俊哉が取った方が盛り上がる」とすぐさま返すなど、ピッチ上を髣髴とさせるコンビネーションのよさを見せつけた。

また、中山と名波はオランダへ旅立つ藤田について次のように語った。「どんな状況か詳しくわからない中出発する。自分に置き換えるとなかなか一歩踏み出せない状況。現役時代と同じく臨機応変に対応する男」(中山)、「日本サッカー界にとっても大きな一歩。成功や失敗を置いておいて、その貴重な経験をいずれ日本のサッカー界に返してほしい」(名波)。当の本人は「(オランダで)いくつも壁にぶつかるだろうけど、壁が大きければ大きいほど燃える」と至って前向きだ。

「なぜ5月23日か。5と2と3を足すと俊哉の10番。さっき名波に教えてもらった(笑)」と会場を笑いで包んだ中山。送別試合当日も涙ではなく、笑顔に包まれた大会となるだろう。

『藤田俊哉送別試合』のチケットは4月12日(金)12:00~21日(日)23:59・ジュビロ磐田サポーターズクラブ会員限定!オリジナルチケット先行抽選販売、4月24日(水)10:00~26日(金)23:59・ぴあ先行販売(プリセール)、4月27日(土)一般販売。