『TOKYO TRIBE』のときとはまた違う、「目がいくつもほしくなる」感覚ですよね。

ーーそうですね。そして今回佐江ちゃんは、お芝居だけではなく、ダンスシーンもありました…、よね?

はい。1曲目と、そのほかにもう1曲踊っています。

あのシーンでは、「紗良本人だと分からないように」という演出で、顔をほとんど隠して踊っているんです。だから、踊っているのが私だと気づいていない人もたくさんいるんじゃないかな。

でも、私のファンの人たちは気づくのが早いかな。「2回目の観劇で、やっと確認できました。やっぱりあれは佐江ちゃんでした」っていう感じで(笑)

気づいてないといえば、『TOKYO TRIBE』で一緒だったBeat Buddy BoiのSHUNとBBOYのYU-YAが観に来てくれたときに、

SHUN 「めっちゃうまいダンサーやなぁ。何で、さえ姉とちゃうんやろう?? って思うてたら、あれ、さえ姉やったんやなぁー! 」
YU-YA 「俺は最初から気づいてたよッ」

って。ふたりでどっちが先に気がついたかを張り合っていて。あははははは! ふたりともほんと、かわいいなぁ(笑)

ーーやっぱり佐江ちゃんだったんですね。

あのダンスは「ベリーダンス」なんです。背中を見せて踊っているんですが、めっちゃ「力」を入れて踊っているから、毎日筋肉痛です!

ーー『これさえあれば』の書籍の中で、「歌って、踊れて、演技もできる女優さんだ」と、言っていた平方元基さんの言葉を思い出しましたよ。

えーー! そんなこと言われてましたっけ?? 私のダンスは点数にしたらまだまだなんですよ(汗)。でも、空気感を大事にして踊っています。

今回のあのダンスシーンは、もしかしたら私が踊らなくてもよかったのかもしれないと思っていて。だけど、『ピーターパン』の舞台を観て下さった正隆さんが、

「宮澤佐江は踊れるんだ」

と知って、入れたシーンだと私は思う! 絶対にそう思うっ!!

ーー妖艶でミステリアスなダンスシーンでした。

ありがとうございます!

ーーユーミンさんとは、何か印象的な出来事はありましたか? 例えば、これまでに交わした言葉で、とくに印象に残っていることなどありますか?

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