22年前『レイジング・ブル』でオスカーに輝いたロバート・デ・ニーロが、新たなボクシング映画に出演することがわかった。『Hands of Stone』というタイトルで、ロベルト・デュランとトレーナーの人間関係に焦点を当てるものだ。

デュランはボクシングの黄金時代に大活躍したパナマ人ボクサー。シュガー・レイ・レナードなどほかの大物ボクサーと119回試合をし、そのうち103回勝利をおさめた。デ・ニーロが演じるのは彼のトレーナー、レイ・アーセル。デュラン役はエドガー・ラミレスが演じる。映画では、デュランが試合の途中で突然放棄してしまう、1980年のレナードとの有名な試合が描かれるようだ。監督はベネズエラ生まれのジョナサン・ジャクボウィック。撮影は9月にパナマで開始の予定。

デ・ニーロは、最近、もうひとつのボクシング映画『Grudge Match』を撮影し終えたばかり。同作品ではシルベスター・スタローンと共演する。デ・ニーロはあいかわらず多忙で、ほかにもコメディ映画『The Big Wedding』や『Last Vegas』が控えている。

文:猿渡由紀

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