Do As Infinity Do As Infinity

Do As Infinityのライブツアー“Do As Infinity X”の福生公演が4月6日東京・福生市民会館で行われた。

通算10作目のアルバム『Do As Infinity X』同様、『ヨアケハチカイ』で幕を開けたこの日のライブ。外ではこの日、爆弾低気圧が猛威を振るっていたが、「まぁ僕たちのライヴで足元が悪いってのは意外と多いからさ。みんなももう慣れっこでしょ?」とG&Voの大渡 亮が語りかければ、すかさずファンが“イエーイ!”と返す。ホールでありながらライヴハウスさながらの、このほんわかムードはこのバンドならでは。

「今日がドゥアズのライヴ初めてだよー!って人いる?」と今度はVoの伴 都美子が客席に語りかける。あたりを見回すと、あちこちから手が挙がっている。同様に、「じゃあ今日が久々のドゥアズだよー!って人は?」という問いにも多くの手が挙がり、「みんな来てくれてありがとう!」と微笑む伴。そして「今日は昔のあんな曲やらこんな曲まで用意したので、みなさん楽しんでいってくださいね!」と告げ、『Desire』を披露。イントロのたびに歓声に沸く場内。解散前と再結成以降を区別することなくセットリストに組み込める所は、今のドゥアズの特筆すべき強みだろう。

また、ライヴ中盤に据えられたアコースティックセクションも本ツアーの魅力。「デビュー当時はよく路上で歌ってたから、たまにはアコースティックもいいかなと思って」という伴のMCから『柊』が届けられると、MC時のアットホームな空気とはまた違うドゥアズの“音の体温”とでも呼ぶべき心地いい感触が場内を優しく包み込んでいく。アコースティックにリアレンジされた楽曲はどれも新たな輝きを宿していた。

この日のアンコールは、2日前に誕生日を迎えたばかりの亮のバースデー・サプライズから。驚くほど忠実に具現化された“ギター型ケーキ”が登場すると、思わず「すげぇ!」と目を輝かせる亮。「みんなありがとう! 今年は42歳・後厄なので、喪に服すような気持ちで頑張ります!」と冗談混じりにコメントすると、アンコールは大盛り上がり。特に強烈な一体感で会場を揺らしたラストの『SUMMER DAYS』には、ドゥアズとファンの固い結束力を見た気がした。

ライブツアーは残り3か所。最新のアルバムから過去のヒット曲まで披露されている今回のツアー、気になる方はご確認を。チケットは予定枚数終了の一部公演を除いて、発売中。

■Do As Infinityライブツアー「Do As Infinity X」
4月14日(日) NHK大阪ホール(大阪府)
4月27日(土) TOKYO DOME CITY HALL(東京都)
4月29日(月・祝) 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(愛知県)