『エリジウム』

『第9地区』のニール・ブロンカンプ(ブロムカンプ)監督がマット・デイモン、ジョディ・フォスターをキャストに迎えた待望の最新作『エリジウム』の第一弾予告編が公開された。ギリシャ神話に出てくる永遠の理想郷の名前を冠した本作はどんな物語なのだろうか?

第一弾予告編

本作の舞台は2154年。富裕層は地球を離れ、“エリジウム”と呼ばれるスペースコロニーに暮らし、戦争も病気もない平和な日々を送っていた。一方、エリジウムに住むことのできない人々は荒廃した地球に残され、過酷な日常を強いられている。物語は、完璧なまでに美しい日々をおくるために地球の人々を抑圧し搾取するエリジウムの暴虐に立ち向かうことを決めた主人公マックスが、自身の身体に特殊な機械を埋め込み、世界で最も監視の厳しいエリジウムに潜入しようとする姿を描く。

このほど公開された予告編は、清潔で穏やかな時間が流れるエリジウムで快適に暮らす人々を捉えた映像から始まり、フォスター演じるエリジウム政府高官のローズの姿も確認できる。しかし舞台がデイモン演じるマックスが暮らす地球に移ると、カメラは荒々しく動き、荒廃したその姿を生々しいタッチで映し出す。予告編には『第9地区』で主演を務めたシャルト・コプリーも登場。物語の冒頭を追いながら、ハードな銃撃戦や特殊アーマーを装着した者たちのバトルも描かれる。

ブロンカンプ監督は、南アフリカの出身でカナダに移住し、3DアニメーターやCMディレクターを経て監督デビューを果たした。前作『第9地区』が大成功を収めたことから『エリジウム』は製作当初から世界中の注目を集めている。

『エリジウム』
9月20日(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー