離婚寸前と結婚前日、対照的なカップル2組の遭遇現場をキャッチ!

2013.4.12 12:00配信
『トゥモロー・モーニング』公開稽古より 『トゥモロー・モーニング』公開稽古より

4人の出演者によるミュージカル『トゥモロー・モーニング』が、東京・シアタークリエにて4月18日(木)から上演される。開幕を前に、4月10日、都内で公開稽古が行われた。

日本でまだ紹介されていない、小さいながらも新鮮な驚きや感動に満ちた作品をラインナップする〈シアタークリエ Excellent ミュージカル シリーズ〉の第1弾。ローレンス・マーク・ワイスが脚本・作詞・作曲を手がけた『トゥモロー・モーニング』は、2006年にロンドンの小劇場で初演され、2011年にはNYのオフ・ブロードウェイに渡ったほか、アメリカのシカゴとコネティカット、オーストラリアのメルボルンでも上演されている。

離婚前夜の夫婦、そして結婚を翌日に控えた恋人同士という対照的な2組のドラマを同時に描いていく。しかもそれが、あるカップルの現在と10年前の姿だとわかると、両者の対比から新たな意味が見えてきて面白い。浮き彫りになるのは、愛を保ち続けることの難しさと大切さだ。

ひとり息子がありながら別居している30代の夫婦、ジャックとキャサリンに扮するのは、石井一孝と島田歌穂。「怒られたり、にらまれたりしながら、キャサリンと対峙する毎日です」と石井が言うと、島田は「『レ・ミゼラブル』ではふられ続け、『ゾロ』では背中を撃たれた石井さんと、離婚前夜ではありますが初めてじっくり向き合います」と返し、笑いを誘う。

一方、新しい一歩を踏み出す気持ちの高揚を抑えきれない20代のカップル、ジョンとキャットには、田代万里生と新妻聖子が扮する。「脚本も音楽も良い。誰も死なないし、最後はほっこり幸せな気持ちになれるミュージカルです」(田代)、「大人が楽しめる上質な作品。新年度の始まりなので、いい1年になるような春らしいミュージカルにしたい」(新妻)、とそれぞれ作品の魅力を言葉にした。

この日は、ピアノの伴奏にのせてミュージカル・ナンバー3曲が披露された。曲調が多彩で、ひとつの楽曲の中でも次々と色を変えていく。人に言えない胸の内やデリケートな人間関係を歌で表現するというのは、ミュージカルの特権だ。歌唱力の豊かなキャストが揃うとその効果は何倍にもなるということが、『トゥモロー・モーニング』で実感できるに違いない。

荻田浩一の翻訳・訳詞・演出で、4月24日(水)までシアタークリエ、4月26日(金)・27日(土)に名古屋・中日劇場で上演される。

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