1.常にほふく前進で歩く

「こうして移動してれば、財布が落ちていても見逃さずに済むっちゅうわけや」

「確かにそうですね! でもアニキ、半裸でそんなことしていて痛くないですか?」

「女の子のパンティをのぞくたびにライフが回復するから、無問題(モウマンタイ)やで!」

「その言葉使う人、久しぶりに見ました」

 

 

 

2.「財布」と書かれたゴミ箱を仕掛ける

「こうしておけば、ボーッとした人がここに財布を入れてく可能性があるからな」

「あるかな~。入れるかな~?」

「どんなに小さくても、財布を拾える可能性がある限り、オレは100%全力でそこに賭けたいねん。」

「アニキ…」

「あかん! こんなオシャレなこと言ったら、まーた爆発的にオレのファン増えてまうで! くわばらくわばら…」

 

 

 

3.ハチミツを体中に塗る

「アニキ、それは財布と関係ないんじゃあ…?」

「こうして1日立っていれば、カブトムシさんがいっぱい飛んできてくれるでぇ」

「アニキ、それはカブトムシの集め方では…?」

「カブトムシさん、早くきてくれんかなぁ…アニキの蜜、すすってくれんかなぁ…」

「(どうやらアニキは財布とカブトムシの区別がつかないようだ…)」

 

 

 

4.お腹に点数を描き、ここ目がけて財布を投げるゲームに誘う

「え?なに?アニキ、それってどういうことですか?」

「ええから、お前の財布投げてみ。投げてみたらわかるで!」

「僕の財布ですか? じゃあまぁ投げますけど…えいっ!」

 

よっ!

 

 

よしっ!100点っ!

 

 

あっ!

 

 

アニキ!!!!!!!!

 

 

アニキ~~~~~!!!!!!!

 

 

 

アニキ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!

 

 

 

これ以降、僕はアニキと連絡がとれなくなった。やはり超富豪のすることは突飛で、一般人の理解を越えている。アニキが超富豪になれた理由は、この型破りな行動があったからなのだろうか? というか、アニキは本当に超富豪なのだろうか? 僕の中でアニキに対する疑問が、どんどん膨らんでいくのを感じている…。

(つづく)

 

 

超富豪アニキのプロフィール

エロマンガ島に住む日本人の大富豪。現地で関連会社6000万社を所有し、従業員は1兆人を越える。さらに8京軒の自宅と、2500那由多ヘクタールの土地を所有しているスーパーウルトラ超富豪である。吸ってるタバコはピアニッシモ。

 
「株式会社バーグハンバーグバーグの ぜったいあたまよくなるビジネス講座」(旧連載)はこちら

株式会社バーグハンバーグバーグは、変テコなWEBコンテンツ制作・運営や映像制作、執筆活動などを得意としているコンテンツメーカーです。ギリギリセーフをモットーに絶妙なラインをキープしつつ、ギャップを利かせた企画で世界を闇に包むのが目的。自社メディア「オモコロ」も基本毎日更新しています。 

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