榮倉奈々

ベストセラー作家・有川浩氏の同名原作を、『GANTZ』シリーズの佐藤信介監督が実写映画化した『図書館戦争』の公開直前イベントが16日、東京・文京区の東洋文庫ミュージアムで開催。主人公の堂上篤を演じる「V6」の岡田准一、ヒロインの笠原郁に扮する榮倉奈々が出席し、「監督とは続編があるなら、こんなアクションをやりたいねという話をしている。機会があれば、監督が思い描くギリギリを目指したい」(岡田)、「ギリギリの岡田さんが見られるなら、続編もいいですね」(榮倉)と早くも続編に期待を寄せていた。

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映画は国家によるメディア検閲が横行する近未来の日本を舞台に、本を不当な検閲から守るために図書館が組織した自衛組織「図書隊」と国家権力のバトルを、ハードなアクションや“ツンデレ”ラブコメディの要素を盛り込み活写。原作シリーズはすでに6冊刊行されており、続編製作の可能性が大いにある。

会場となった東洋文庫ミュージアムには、杉田玄白著の「解体新書」(初出1774年)、マルコ・ポーロの体験談を記録した「東方見聞録」(初出14世紀)など貴重な蔵書が約100万冊収集されており、イベントではその“現物”がお目見え。岡田は「こうした長い歴史がある本を、大切に守っているのはすごいこと。今回、本を守るために戦う役柄だったので、よくわかります」。榮倉も「本物はやっぱり重みを感じますね」と圧倒されていた。

イベントには体育会系の男子学生&文系女子学生が計60人駆けつけ、岡田と榮倉を交え「本を読んだほうがモテる?」「デートするなら、公園と図書館どちらがいいか?」「体育会系のカレに本を読ませるには?」といった恋愛トークを展開。最後に「男が男らしい、女性が女性らしい今どき珍しい映画。社会的メッセージも楽しんでもらえるはず」(岡田)、「私自身も大好きな作品になりました。原作ファンの皆さんには賛否両論あると思いますが、ぜひ怖がらずに観てください」(榮倉)と映画をアピールしていた。

『図書館戦争』
4月27日から全国ロードショー