『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』(C)2012 KIMMEL DISTRIBUTION, LLC ALL RIGHTS RESERVED.

先ごろ俳優業を一時、休業すると発言したライアン・ゴズリングの新作『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』が5月25日(土)より日本公開される。近年、立て続けに出演作が公開され、さまざまな役柄で私たちを楽しませているゴズリングが本作で演じるのは、全身タトゥーのワイルドな男ルークだ。

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ゴズリングが演じるルークは、天才的なライダーとして命懸けのバイクショーで稼ぎながらその日暮らしの生活を送るアウトローで、映画はルークと、彼の犯した罪を追いかける警官、そして15年後の彼らの息子たちという世代を超えた3つのドラマが交錯していく。出世に野心を燃やす警官エイヴリーをブラッドリー・クーパーが演じ、『ブルーバレンタイン』でゴズリングと組んだ、デレク・シアンフランス監督がメガホンをとっている。

ゴズリングは、米国誌『Details magazine』では“最もセックスしたいセレブ”ランキングの1位に輝くなど、セクシー俳優としても人気だが、これまでの彼の出演作を並べると『ラースと、その彼女』『スーパー・チューズデー』『ドライヴ』など、ドラマが緻密に描きこまれた作品をしっかりと選択しており、“俳優”として出演する価値のある作品だけに出演していることがわかる。ちなみに、先ごろの休業宣言も、映画出演が続いたことが理由らしく、彼が“息の長い”活動を目指していることが伺える。

ちなみに現在、日本公開が決定しているゴズリングの新作は5月公開の『L.A.ギャング ストーリー』と本作のみ。“俳優”ゴズリングはこれでしばらく見納めになる可能性が高く、両作で彼がどんな演技を見せるのかこれまで以上に注目が集まりそうだ。

『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』
5月25日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー