お正月はおいしい食べものを食べる機会が増えますよね。

そこで心配になるのが「正月太り」ではないでしょうか?
正月太りの主な原因は、食べ過ぎによるカロリーオーバーと運動不足です。

この嫌な正月太りを防ぐには、余分な脂肪を溜め込まないように、食べても脂肪になりにくい食品を選んで食べることです。

今回は、管理栄養士の筆者が、脂肪になりにくい食品となりやすい食品についてご紹介します。

どうして正月太りになるの?

お正月は、カロリーオーバー、運動不足、塩分過多、睡眠不足、消化不良等が原因で太りやすくなります。

お正月の料理は、お餅等の炭水化物を多く含むものや、塩分を多く含むものが多い一方、野菜を使用した料理が少ない傾向にあるため、ビタミン類や食物繊維の摂取量が減少します。

すると、要らない油分や塩分、糖質を体の中から排泄する働きが抑制されます。

また血流改善や腸内善玉菌の増加、消化を遅らせて満腹感を得ること等が困難になり、さらに太りやすくなるといいます。

気を付けたい!脂肪になりやすい食品

1. 糖質(炭水化物)を含む食品

精製米、食パン、コーンフレーク、じゃがいも、うどん、パスタ等

2. 脂質(脂肪)を含む食品(酸化した油脂にも注意)

ジャンクフード(フライドポテト、ドーナツ、ポテトチップ等)

3. 単糖類(砂糖)を含む食品

クッキー、ケーキ、菓子パン、果実、ソーダ等

さらに気を付けたいのは、糖質と脂質の両方を含んでいる食品です。血糖値を上昇させやすくなり、体が栄養をとり込みやすい状態になるため、脂肪がつきやすくなります。

また単糖類(砂糖)は、ブドウ糖としての分解効率がとても高いため、エネルギーにかわる前に脂肪として蓄積されやすいと考えられています。