堀北真希

有川浩氏が故郷・高知を舞台に描いた同名小説を実写映画化した『県庁おもてなし課』の完成披露試写会が17日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催され、主演を務める錦戸亮をはじめ、ヒロインを演じる堀北真希、船越英一郎、高良健吾、関めぐみ、三宅喜重監督が舞台あいさつを行った。

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映画は高知県庁に観光促進を目的に発足した“おもてなし課”に所属する職員たちが数々の難題をクリアし、壮大な観光構想の実現に向けて奔走する姿を描く。錦戸が“おもてなし課”に所属する若手職員・掛水史貴、堀北が柔軟な発想力をもつアルバイトの多紀を演じている。

この日は「おもてな試(し)写会」と銘打ち、錦戸&堀北が会場ロビーでファンを出迎えるサプライズなおもてなしが。さらに舞台あいさつの前に、携帯電話の電源オフや災害時の避難誘導を案内するアナウンスもふたりで行い、駆けつけたファン1100人を大いに沸かせていた。その後、改めてあいさつに立った錦戸は「すてきな映画になっていると思います。派手なドラマはありませんが、2時間という時間の中で皆さんをおもてなししたいという気持ちで作った」と客席に呼びかけた。

一方、堀北は「土地の空気を感じながら、撮影ができた。観ればきっと前向きになってもらえるはず」と高知ロケを振り返りながら、作品をアピール。『阪急電車 片道15分の奇跡』に続いて、再び有川氏の原作を映画化した三宅監督も「高知の空気感と良さをできるだけ(映像に)出したかった」とロケ地の魅力を語り、「それに負けない役者さんのお芝居も撮ることができた」と誇らしげに語っていた。

『県庁おもてなし課』
5月11日(土)から全国ロードショー

取材・文・写真:内田 涼