ゲーマーもオススメの「Logicool G」シリーズ(左はファミ通ゲームエンジェルの青木志貴さんとeスポーツプレーヤーのStanSmithさん)

ロジクールは、4月18日、PCゲーマー向け周辺機器の新ブランド「Logicool G」シリーズを発表した。マウスやキーボード、ヘッドセットなど、4カテゴリから13機種を発売する。

発表会見の冒頭、Logitech InternationalのM・エティシャン・ラバーニ チーフ・マーケティング・オフィサーが、「デジタル製品の市場はあまり成長していないが、そのなかで唯一伸びているのがPCゲーム市場。2010年から12年の2年間で、世界では24%、日本市場だけでは36%拡大した。この成長の背景に、これまで数社のコンテンツ会社がゲームを提供していたが、オンラインゲームが主流になり、コンテンツ提供者が増えた。また、複数のプレイヤーで対戦するコンピュータゲーム『eスポーツ』が若い層を中心に人気になっていること、ダウンロード購入できる手軽さなどがある。PCゲームはニッチな市場ではなくなった」と市場を概観した。

●マウスはタイプの異なる3モデルを発売

ゲーミングマウスは、13個のボタンを備える「G700s」、重さやバランスのカスタマイズができる「G500s」、高性能センサを採用した「G400s」の3モデルを4月26日に発売する。

「G700s」は、移動やジャンプなど、通常はキーボードを利用する操作などを自由に割り当てることができる13個のボタンを備える。ストロークのマクロを含むボタンの割り当てや、解像度の組み合わせを設定したプロファイルをマウスのオンボードメモリに五つ記憶させることができる。

ワイヤレスマウスだが、ケーブルで充電しながらゲームすることができるので、電池切れの心配がない。直販サイトでの価格は9800円。

「G500s」は、底面に差しこむカートリッジにおもりをセットして、マウスの重さを調整できる。本体最大27gまで追加することができる。ゲームプレイ中に解像度を200dpiから8200dpiまで簡単に切り替えることができるので、戦況や装備している武器に合わせて、解像度の切替えを指先で直感的に操作できる。

耐久性と疎水性を備えるパーム表面や、ボタンに付着する指紋や汚れを抑えるコーティング、さらにイドグリップでグリップ性能を向上した。直販サイトでの価格は6980円。

「G400s」は、最新の4000dpiの「デルタゼロセンサー」を搭載し、安定した精度の高いコントロールとターゲティングを実現した。8個のボタンにキーストローク、ボタン機能の割り当て、マクロの設定を行うことができ、自分のプレイスタイルに合わせてカスタマイズできる。

400~4000dpiまで4段階の解像度のプリセットで、シーンに合わせてカーソルの移動スピードを切り替えることができる。直販サイト価格は5480円。このほか、パッケージデザインを一新した「G600r」「G300r」を順次発売する。

●最大54種類の機能を割り当てられるゲーミングキーボードなど

ゲーミングキーボードは、「G510s」を5月17日に発売する。18個のプログラムができるゲームキーを備え、三つのモード切替えキーと組み合わせて、最大54種類の機能を割り当てることができる。

上部にGame Panel LCDを搭載し、ゲームステータス、メディアプレーヤー情報、システム情報などをリアルタイムで把握できる。また、好みの色にカスタマイズできるキーボードバックライトを搭載する。

疎水性コーティングを施したパームレストは快適なタッチを持続し、キーのダブルUVコーティングとともに耐久性を高める。直販サイトでの価格は1万4800円。このほか、パッケージを一新した「G710p」「G105」「G13r」を順次発売する。

●イヤーカップを水洗いできるヘッドセット

ヘッドセットは、長時間装着しても快適に使える「G230」を5月17日に発売する。熱や湿気の蓄積を抑え、通気性のある高性能スポーツタイプのソフト素材を使用したイヤーカップで、長時間の装着による蒸れを抑える。40mmネオジウムドライバで、ゲームサウンドのディテールをクリアに再現する。イヤーカップは取り外してクリーニングができる。

周囲の雑音をブロックするノイズキャンセリングマイクで、相手にクリアな音声を伝える。使用しない時には折りたたむことができるので、場所を取らない。直販サイトでの価格は6980円。

このほか、パッケージを一新した7.1ch対応のヘッドセット「G35r」、ワイヤレスゲームパッド「F710r」、有線タイプのゲームパッド「F310r」を順次発売する。