NTTドコモは、4月19日、新たなメールサービス「ドコモメール」について、一部開発内容の抜本的な見直しが必要と判明したために、提供開始時期を今年10月下旬に延期すると発表した。

「ドコモメール」は、クラウドメールサーバーにメールを蓄積し、端末側でサーバー上のメールデータを取得・表示する仕組みで、スマートフォンやタブレット端末、パソコンなど、複数のデバイスでメールを利用できる。クラウド化とマルチデバイス対応によって、機種変更時のデータ移行や端末紛失時のデータ復旧も簡単になる。対応機種は、Android 4.0以降を搭載したドコモのスマートフォン・タブレット端末とドコモアプリケーションマネージャーに対応した端末(らくらくスマートフォン F-12D、スマートフォン for ジュニア SH-05Eを除く)。

当初は、今年1月にスマートフォン向けに提供している現行のメールサービス「spモードメール」をクラウド化し、サービス名を「ドコモメール」に変更して提供する予定だったが、延期を繰り返し、3月に再延期した時点では「時期未定」と案内していた。安心して利用できるメールサービスを提供できるよう、サービス品質の改善・強化を行い、10月下旬からサービスを開始する。具体的な提供開始日は、決まり次第、改めて告知する。