初の東京ドーム公演を行った2PM 撮影:増田慶 初の東京ドーム公演を行った2PM 撮影:増田慶

韓国出身の男性6人組グループ、2PM(トゥーピーエム)が4月20日より2夜連続で、日本デビューから2年で念願の東京ドーム公演を開催した。

2PMの東京ドーム公演の写真

白のマントに身を包んだメンバーが、10メートルのタワーの上から登場し、『マスカレード ~Masquerade~』でスタートを切ると、会場は早くも大歓声に包まれた。初ドームのステージに「この場に立つと広すぎて、緊張します。でも、心地よい緊張感で頑張ります」(テギョン)、「一緒に大きな思い出を作りましょう!」(ウヨン)と呼びかけると、歓喜のステージを展開。日韓でのヒット曲からメンバーのソロ・ステージまで、息つく間もないほどのパワフルなパフォーマンスで魅了した。

中盤では、新曲『GIVE ME LOVE』(5月29日発売)のミュージック・ビデオが公開された。続けて、同曲のパフォ-マンスを初披露すると、客席から大歓声が沸き起こり、会場がひとつになった。

東京ドームならではのダイナミックな設計のステージも目を引いた。約100メートルの花道やスタンド席ギリギリまでリフトアップして移動するセンターステージなど大掛かりな仕掛けでライブを華やかに演出。メンバーはステージを縦横無尽に駆け巡って盛り上げていた。

アンコールでは、ファンからメンバーへのサプライズもあった。白いペンライトで会場を埋める作戦「OCEAN GALAXY」や、客席のエリアごとにメンバーのテーマ・カラー6色のサイリウムを点灯させる「OCEAN RAINBOW」を実践。21日の公演では応援カラーである黒色の風船で会場を埋める「OCEAN PERL BLAK」でメンバーを喜ばせた。

最後は、「いつも未来に不安があるけど、皆さんがいればそれも消える」(チャンソン)、「2年の日本活動、5年の韓国活動をしながら皆さんの愛を感じました」とテギョンが号泣。「皆さんは僕たちが音楽をやる理由でもあり、生きる理由です」(ジュノ)、「死ぬまで僕の魂と心を込めた音楽を皆さんにお聴かせします」(ジュンケイ)、「また東京ドームで会いましょう!」(ニックン)とドームでの再演を誓うと、観客からは大きな拍手と歓声が起り、メンバーは抱き合い熱い涙を流した。

全32曲(21日は33曲)、3時間30分に及んだ公演は、2PMとファンにとって永遠の“LEGEND”となった。

取材・文:坂本 ゆかり