「フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2013」記者発表より 「フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2013」記者発表より

首都圏のプロオーケストラが集結する真夏のオーケストラの祭典「フェスタ サマーミューザ KAWASAKI」が、今年は3年ぶりにミューザ川崎シンフォニーホール(神奈川県川崎市)で開催される。

「フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2013」の公演情報

2005年から毎夏、ミューザ川崎で開催されてきた「フェスタ サマーミューザ KAWASAKI」だが、東日本大震災による被害で同ホールが休館中だった過去2年間については、川崎市内の複数会場を利用。昨年の来場者数は1万1000人を記録した。「それまでのミューザ川崎での取り組みが、市内全体に広がったおかげで、ファンもより一層増えてきた」と阿部孝夫・川崎市長は語る。

今夏のキャッチフレーズは「オーケストラの夏が帰ってきた!!」。ミューザ川崎を本拠地とする東京交響楽団をはじめ、首都圏で活躍する9つのプロオーケストラの競演が繰り広げられる。チケット価格は3000円が中心。平日昼間や午後8時開催など、ライフスタイルに合わせて選べるコンサートなどバラエティ豊か。また4歳以上から入場できる「こどもフェスタ」も毎回人気を博している。

フェスタ サマーミューザのオープニングコンサートでタクトをふるう東京交響楽団の音楽監督ユベール・スダーンは「2003年に阿部市長からミューザ川崎の構想を初めて聞いたときは、きっと日本の音楽の中心になるだろうと話しました。今年のラインナップを見れば、まさにそれが実現したと実感しています」と語る。また、同楽団の楽団長・大野順二も「ホールがパワーアップして帰ってきたので、私たちも負けないように演奏で応えたい」とサマーミューザ再開へ意気込みを述べた。

「フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2013」は、7月28日(土)から8月11日(日)までミューザ川崎シンフォニーホールで全17公演が開催される。チケットは発売中。

またミューザ川崎以外でも開催して欲しいとの声に応え、出張開催も決定。今年は「サマーミューザ@しんゆり!」と題し、7月28日(土)と8月4日(日)に昭和音楽大学 テアトロ ジーリオ ショウワで2公演を開催する。サマーミューザの川崎市内への出張開催は、来年度以降も展開していく予定とのことだ。