「もともとLINEで話すのがあまり好きじゃない俺は、今の彼女にも『文章を考えるのに時間がかかるから、返信が遅いときもある』と伝えていました。

LINEは連絡手段と考える俺と違い、『離れているときでも気持ちを伝えあえるツール』と彼女は思っていて、たまに『好き』と送られてきても“急ぎの用事じゃないから後で返そう”とつい後回しにするのですよね。

それを『寂しい』と言われるので、仕事中に『早く会いたいな』とメッセージが来たら、『俺も』と短くてもなるべく早く返信していたつもりです。

ただ、ちょっとした意見の違いで喧嘩になったとき、解決しないまま迎えた次の月曜日に朝から『私はこう思うのだけど、あなたはどう?』などシリアスな内容が長文で送られてきて、さすがに困りました。

『仕事中だし、家に帰ってから返事するね』と送ったら、『何時になるの?』『いつも寂しい』と来て、“俺だって君に合わせてLINEの返事をがんばっているのだけど……”とつい愚痴を吐きたくなりましたね……。

彼女と同じペースでやり取りをできないのは申し訳ないと思うけれど、社会人なら仕事に集中するべきだし、俺はLINEが苦手と知っていながら連投してくる自分はどうなの、と正直に思います」(30歳/営業)

LINEでのすれ違いはよく耳にしますが、テンポよくやり取りするのは難しいと伝えてもらっているのに自分のペースに巻き込むのは、男性にプレッシャーをかけます。

喧嘩のようにシリアスな話なら、平日の仕事中にまで意見を求めるのではなく、相手の状態を尊重した送り方を考えるのが正解です。

「恋人なのだから返すのが当たり前」ではありません。

返信をがんばる彼氏の気遣いや状況を無視したやり方は、愛情が遠のく一方になります。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line