革新が成長を生む――9月6日に開幕する家電見本市、「IFA 2013」の開催概要を発表

2013.4.25 16:3配信
gfuのHans-Joachim Kamp監査役会議長

【イタリア・サルディーニャ発】ドイツ・ベルリンで2013年9月に開く世界最大規模の家電見本市「IFA 2013」に先立って、4月18~21日にイタリア・サルディーニャで開かれたプレス向けの事前説明会「グローバル・プレス・カンファレンス」。世界50か国を超える国々の300名を超える報道関係者をサルディーニャのリゾートホテル「Forte Village」に集め、3日目の4月20日、概要が発表された。

「IFA 2013」を主催するgfu(ドイツ民生通信エレクトロニクス協会)からは、Hans-Joachim Kamp監査役会議長が登壇。「IFAは世界ナンバーワンの家電見本市」とアピールし、クリスマス商戦に向けた最適なタイミングの9月に開催していること、会期中の受注額が38億ユーロという最大の受注機会を提供していること、gfuとメッセベルリンが力をあわせたすばらしいチームによって運営されていることを、その理由に挙げた。

昨今の家電市場については、「カラーテレビやHDテレビなどがこれまで家電市場をけん引してきたのは技術革新を続けてきたから」として、テレビは依然最も大きな存在であることには変わりはないと説明。しかし価格の下落にも言及し、「今後も技術革新を続けることが重要だ」と指摘した。例えば、一般向けのさらに大きなテレビ、HDを超える解像度、有機ELなどの新パネルの投入、メガネなしの3Dテレビ、声やジェスチャーで操作できるテレビなどが必要だと訴え、「成長は革新からのみ生まれる」と結んだ。

続いて「IFA 2013」を運営するメッセ・ベルリンのChristian Goke COOが、「IFA 2013」の開催概要を発表した。冒頭、世界の家電市場は大きな変化のなかで4%拡大するという予測を紹介。しかし、「この成長がそのままIFAの拡大につながるわけではない」として、出展面積を09年以降、段階的に拡大させてきたとした。さらに、来年の完成に向けて準備が進んでいる新展示棟「City Cube Berlin」の完成予想図を紹介し、出展社にアピールした。

来訪者は着実に伸びている。欧州危機が叫ばれるなかで、10/12年比での商用来訪者をみると、ギリシャは1%減だったが、スペインは14%増、トルコからは80%増と大きく伸びた実態を報告した。

また、08/12年比で、海外メディアの来訪者が60%増、海外からの商用来訪者が100%と倍増したことも紹介。なかでもアメリカからの商用来訪者は140%増と大きく伸びている。IFA 2012では、総来訪者が24万人。うち、商用来訪者が13万8000人、海外からの商用来訪者が4万6000人だったと実績をアピール。また、「IFAで発表する新製品が増えている」として、IFAの存在感が高まっていることを強調した。最後に、「IFA 2013」のテーマとして「smart IFA」を掲げ、スピーチを締めくくった。

「IFA 2013」は、9月6~11日の6日間、ドイツ・ベルリンの「ベルリン国際見本市会場(メッセ・ベルリン)」で開催される。

いま人気の動画

     

人気記事ランキング