『スター・ウォーズ』と『スター・トレック』両作を手がける男の魅力とは?

2013.5.1 17:12配信
『スター・トレック イントゥ・ダークネス』(c) 2012 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED. STAR TREK and related marks a

『スター・トレック イントゥ・ダークネス』が今夏に公開される。本作を手がけるJ.J.エイブラムスは、『スター・ウォーズ』の新作を手がけることも発表されている。歴史に名を残す2大シリーズを一手に引き受ける彼の魅力はどこにあるのだろうか? エイブラムスと製作会社“バッドロボット”を設立した朋友ブライアン・バークに話を聞いた。

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エイブラムスは、2大SFシリーズの新作を手がけ、さらにトム・クルーズと『ミッション:インポッシブル』シリーズも手がけている。しかし来日した彼は“業界の大物”というよりは“周囲によく気を配るサークルの部長”のように終始、笑顔で動き回っていた。長年、エイブラムスと行動を共にしてきたバークは、そこに彼の魅力があると言う「彼はクリエイターとしても優秀だけど、みんなをまとめるリーダーとしても優れているんだ。JJは独裁者タイプじゃなくて『みんな、どんどんアイデアを出してくれ!』と周囲に声をかけながら仕事を進めて行く。彼が最も優れているのは“コミュニケーション能力”だ。自分のビジョンを相手に伝えるのがうまいし、スクリーンに何を描きたくて、そのためにどんなアイデアがほしいのか説明するのが本当に上手なんだよ」。

確かに彼は、すべてをひとりで作り上げる巨匠ではなく、仲間を集め、“集合知”を映画づくりに活用する新しいタイプのクリエイターかもしれない。もちろんエイブラムスは映画作りに精通している。しかし彼が大事にするのはエゴや立場ではなく“そこで描かれるドラマ”だ。「僕たちの映画作りの基本にあるのはキャラクターと彼らの関係性だ。僕らが大事にしたいのは“スター・トレック”という言葉やブランドじゃない。カークがいて、スポックがいて、それぞれが違う環境で育って、家族がいて、そこにドラマがある。それをたまたま“スター・トレック”と呼んでいるだけだ。僕たちはそうやって優先順位を決めているし、それは他のシリーズも同じだよ」。

もちろん、新作にも強力な仲間が集まった。偶然か必然か本作を担当する5人のプロデューサー陣は絶妙なバランスで構成されている。「僕はスター・トレックのことをまったく知らないんだ。そしてアレックス・カーツマンとJJは、テレビや映画を少し観たことある程度。そしてデイモン・リンデロフはかなりのスター・トレック好きで、ボブ(ロベルト)・オーチはハードコアなファンだ。すぐにでも入院させた方がいいほどのね(笑)。この5人がひたすら会話を重ねて映画を作っていくんだ。デイモンとボブの会話に僕がついていけない時、彼らはちゃんと説明してくれる。僕らはいつも“いい物語”と“いいキャラクター”を大事にしているから、『スター・トレック』は男性が観るものと思ってる人がいるかもしれないけど、最新作は若い女性も年配の人も誰が観ても楽しめる映画になっていると思うよ」。

『スター・トレック イントゥ・ダークネス』
8月23日(金)より、TOHOシネマズ日劇ほかで公開

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