『攻殻機動隊ARISE』(C) 士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会

士郎正宗のコミックを映像化した人気シリーズの最新作『攻殻機動隊ARISE』の特報映像が公開された。すでに公式サイトに掲載されているものとは異なる“別バージョン”の映像だ。

“別バージョン”の映像

本作の舞台は、社会のありとあらゆる場所にネットが張り巡らされ、国家や社会の構成ユニットがそのカタチを何とか保とうとしている近未来。そこでは高度に発達した科学技術によって人間の組織を“義体”と呼ばれる外部パーツと交換したり、人間の脳や中枢神経をネットと直接つなぐ“電脳化”が進行している。本シリーズは、自走地雷を使った爆殺事件と、兵器売買の収賄容疑の掛った男が銃殺される事件を追う公安の荒巻大輔、殺された上官の容疑を晴らそうと動く陸軍義体化部隊“501機関”に所属する草薙素子らが出会い、素子が“少佐”と呼ばれるまでのドラマを描く“エピソードゼロ”的な物語だ。

本シリーズはコミックから多くの映画やTVシリーズが誕生し、様々な設定やキャラクターが存在しているが、『…ARISE』はすべての“はじまり”を描いているため、これまでの“攻殻”を観たことのない観客も楽しめる物語になりそうだ。また、音楽を小山田圭吾=コーネリアスが、エンディングテーマを小山田がプロデュースを手がけるsalyu×salyuが担当。このほど公開された特報でも本作のために制作された新トラックを聴くことができる。

『攻殻機動隊ARISE』は、4部作の物語を順次劇場公開、ブルーレイ発売、有料配信していく予定で、注目の第1弾『…border:1 Ghost Pain』は6月22日(土)から劇場公開される。

『攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain』
6月22日(土)からTOHOシネマズ六本木ヒルズ、新宿バルト9ほか全国劇場で2週間限定上映