『グランド・マスター』公開記念イベントの模様

ウォン・カーウァイ監督の最新作『グランド・マスター』の公開記念イベントが7日に都内で行われ、武術太極拳で世界ジュニア選手権優勝の経歴をもつ山本千尋選手と、お笑いトリオのダチョウ倶楽部がそれぞれ本作の宣伝隊長、宣伝隊員に就任した。

その他の画像

映画は中国武術の各流派を極めた“グランド・マスター”の壮絶な人生を、カーウァイ独自の語り口と映像美で描いたアクション大作。後にブルース・リーの師匠になったイップ・マン(トニー・レオン)や、殺された父の復讐を誓い武術に人生を捧げたゴン・ルオメイ(チャン・ツィイー)らが時代の波に翻弄されながら、己の道を極めようとする。

現在、“16歳の美少女武術家”として注目を集める山本は「実在した武術の達人たちの生き様に圧倒されました。アクションもとても美しいし、ぜひ“先輩”に負けないように励んでいきたい」とアピール。母親がジャッキー・チェンやジェット・リーの大ファンだったことも影響し、3歳から武術を始めたそうで「いつかアクション女優として、共演させていただきたい」と目を輝かせた。

一方、アクションならぬ“リアクション”の達人であるダチョウ倶楽部の3人も「人生は戦いだと教えられた気がする」(寺門ジモン)、「同じ達人として、共感できた」(肥後克広)、「絵がきれい。いやあ、感動した。あとは見てのお楽しみ」(上島竜兵)とPRし、宣伝隊員の役目を果たした。

この日は技の伝承を描いた本作にちなみ、山本が武術太極拳を、ダチョウ倶楽部が得意の“おでん芸”を互いにレクチャー。熱々おでんを相手に、渾身のリアクションを披露する上島の姿に、山本は「生で見ることができて光栄。明日、学校で自慢します! 私もアクション女優になれたら、今日勉強した通りのリアクションをしたい」とご機嫌。一方、上島は「ぜひ頑張って。でも大女優になってもダチョウ倶楽部と共演したこと、プロフィールから消さないでね」と自虐的にエールを送った。

『グランド・マスター』
5月31日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー