KREVA KREVA

5月2日に東京・ZEPP Zepp DiverCity Tokyoで春の"超ライブ"祭りが行われた。超ライブ祭りはラッパーのKEN THE 390主催イベントである「超・ライブへの道」のスペシャル版で、今回はKREVAを共同プロデューサーに迎え超・ライブ史上最大の規模で行われた。

開場からほぼ満員となったこの日。トップバッターはDJ 908とDJ熊井吾郎によるDJ。これからの超ライブ祭りを盛り上げるように楽曲をスピンする2人。KREVAによるPerfumeのカバー『575』も流れるなど、ライブ開始前から熱気に包まれる会場。それを見てKREVAが「ここからそんなテンションでいたらこの後のアクト持たないから!みんなゆったり見て!」と苦笑しながら言う場面も。DJの後はいきなりKREVAが登場し、『PROPS』を披露。すると、この日のシークレットゲストであるサイプレス上野とロベルト吉野が登場。『HIP HOP 体操第二』を披露。この後続く超ライブの魅力的なアクトのノリ方を指導する様な楽曲で、観客の心を掴む。

その後はオープニングでのKREVAの言葉を象徴するかの様な熱いアクトが連発。KLOOZ、SUPERSONICS、SALU、SONOMI、SKY-HI 、ROMANCREW 、AKLOと超ライブではお馴染みとなったアクトが登場。史上最大規模の会場に呼応するかのように、どのアクトでも貴重なコラボレーションが堪能でき、観客も休む間もないキラーアクトの連発にも関わらず、ずっと変わらずノリ続けていた。

終盤では普段「超・ライブへの道」を行っているKEN THE 390が登場。この日初めての披露である『DREAM BOY』など、熱いアクトを見せてくれ、この日にかける想いが伝わるライブだった。

最後はKREVAが登場。この日のライブに向けて、TwitterやFacebookでKREVAにやって欲しい楽曲のリクエストを募り、そこから楽曲を披露。SONOMIとともに『NO NO NO』を披露した後、下がろうとするSONOMIに「超ライブなんだからもっとこの日しかできない事やらなきゃダメでしょ!」とROMANCREWのALIKICKとともに『今日だけでいい feat. SONOMI, ALIKICK』を披露。実はライブでやるのは6年ぶりという曲にKREVAもSONOMIも緊張を口にしていたが、超ライブだからこそ見られるコラボに観客も歓声を上げていた。

ラストは自身のツアーに繋ぐ様な『SPACE Remix』を披露。様々なアクトやコラボが見られたこの日だが、最初から最後まで盛り下がる事なく、ライブを見せてくれた出演者はもちろん、来ていた観客にも、忘れる事が出来ない一日になったのではないだろうか。この日限りとは言わず、年に一度でもこういった豪華なライブを見てみたいと感じさせるイベントであった。

なおKREVAは“KREVA CONCERT 2013「SPACE TOUR」”を、6月16日(日)まで開催中。