な、なんだ?! このスゴい人たちは??
カッコよすぎ…、ラップすごッ…、ダンスすごッ…
B-BOY B-GIRLすごォッッ!!

あら? あらららら〜って(笑)

目がいくつあっても足りないし、気づいたらそこに笑いの渦がいっぱいあって、一生の友だちが「わんさか」いて。掘れば掘るほど、ザックザック、出るわ、出るわという感じで。

初めてでした。こんなに幸せで、楽しくて、大爆笑に包まれていたカンパニー。だから稽古に入る前に、あんなことを考えていた自分を、皆に謝りたいくらいです(笑)

ーー取材のときも、稽古前と稽古に入ってからとでは、『TOKYO TRIBE』についての佐江ちゃんの反応が、明らかに違っていました(笑)

いや、いや、いや(汗)。『TOKYO TRIBE』は、「ビックリのカタマリ」すぎた。

最初は、「ファンの人のために出よう」と思っていたくらいで。作品は確かにおもしろそうだし、ファンの人へ、踊っている姿をずっと見せられていなかったから。

でも、48グループにいたとき、SKE48になってからは、ダンスの振りをなかなか覚えられなくなってしまって。昔は先生が2回踊っただけで、暗記できていたのに。今は、3、40回踊ってもらわないと覚えられない。

そういうのを『TOKYO TRIBE』でまた繰り返すのか…。という気持ちも正直あったんです。

だから「ファンの人を思って出演する」が一番の動機ですからねッ! っていう思いが、正直最初はあったんです。

でも実際には、ファンの人より、誰より、自分が一番に楽しんじゃって。アッハハハハハハ、ハハハハァッー(豪快に笑う佐江ちゃん)

振りや楽曲をつくる瞬間を、リハーサルからずっと間近で見て。

ラッパーさんたちが、作品に合ったラップの歌詞を作るという宿題をもらったり、その宿題を提出したりする瞬間も見ました。

「ラップって、自分で歌詞考えるの? 韻をふむのも自分で考えるの? 」

っていうところから始まり、歌詞に合わせてビートボックスも自分たちで考えて。BBB(Beat Buddy Boi)も、シーンの雰囲気に合った挑発的なダンスを考えて、その場で振り付けをし始めたんです。

梅棒はジャズっぽい包み込むようなダンスを考えて。私は、創り出されるダンスの1つひとつにビックリ。

それぞれが「個々」で作ったものを、ひとつの作品にしていく経験は、それまでになかったことだから。

ーー同年代の共演者の方が多い作品でもありましたね。

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