小川典子 (c)S.Mitsuta

英国と日本を拠点に活躍中のピアニスト、小川典子が、英国をテーマにしたトークと音楽を紹介する「英国流ティータイム&コンサート」を開催する。

「小川典子 英国流ティータイム&コンサート」の公演情報

1987年にリーズ国際コンクール入賞を機に、英国で演奏活動を始めて26年になる小川典子だが、意外にもこれまでにコンサートなど公の場で英国の話をすることは少なかったという。今回は、英国在住の文化ジャーナリスト、山田美也子をゲストに迎えて、洗練されたユーモアセンス、独特のファッション感覚、ヨーロッパ大陸とは一線を画した文化など、多彩なテーマの話をまじえながら、英国流エッセンスを紹介する。

もちろんコンサートのプログラムもテーマは英国。英国の国民的作曲家エルガーの代表曲「愛の挨拶」。ベートーヴェンが英国国家をモチーフにした変奏曲。同じくベートーヴェンの作品で、楽曲について質問された彼が「シェイクスピアの『テンペスト』を読め」と返答したという逸話が残されているピアノ・ソナタ「テンペスト」。そして、休暇は英国で楽しみ、愛娘に英国人の家庭教師をつけるほど英国通だったフランスの作曲家ドビュッシーの楽曲など、選曲もユニークだ。

また英国流といえば、外せないのが紅茶とケーキ。小川典子いわく、英国は「料理が多少不得意でも手作りのケーキが上手に焼ければ、料理の点数が格段に跳ね上がる」というお国柄だそう。今回は、彼女が毎回工夫しながら焼き上げるというケーキのレシピを当日配布のコンサートプログラムで紹介。また会場ビュッフェでは小川典子がセレクトした英国直輸入の紅茶も販売される。

「小川典子 英国流ティータイム&コンサート」は、5月15日(水)13時30分より東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアルにて開催。チケットは発売中。

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