皆さんこんにちは、Chaccoです!

師走が近づいた頃から、保育園行事や家族イベント、仕事の年末進行に度重なる子どもの通院と息つく間もない毎日。気づけばワタシの心は溜まりに溜まった疲れでギスギスとしてきていました。

そんな中、冬の晴れ間で何とか乾かした洗濯物の山に笑いながらドドド―!と走り込み、お茶をブッかけたムスコ。

ついに我慢の限界が来たワタシは、

「何やってンのきんちゃん!』――ベシッ!!!

気付いたら右手で思いっきりムスコの頭をひっぱたいていました…。

「…ぁ?…うあっ…うわああっ……ぎゃああああああああああ!!!!」

「ごめ…っ、ごめんきんちゃんっ、ホントごめん!!!」

家の中にこだまする叫び声。ワタシは咄嗟にムスコを抱き寄せ、叩いてしまった所をなでようとしましたが、時すでに遅し。不信感と悲しみでパニックになったムスコは、ワタシをふりはらい、つきはなし、泣きながら全力で逃げようとします。

――コレは絶対離しちゃいけない!!
そう感じたワタシは、暴れるムスコをなかば強引に抱きしめ、
「ゴメンねきんちゃん、ママが悪かった!きんちゃんは悪くないよ!ダイスキだよ!ママはきんちゃんのこと愛してるよ!」と気づけば呪文のように連呼していました。自分とムスコの両方を落ち着かせるのに必死でした。

その雰囲気を察してか、5分ほど経った頃にはムスコも泣き止み、いつも通りワタシにギューっと抱き着いて甘え、こちょこちょすると笑ってくれるまでに持ち直していました。

しかし、ワタシの頭の中は、じっとりと湧き上がる『ついにやってしまった…』という後悔に支配され、ただただ呆然としていました。

――大好きなムスコにどうしてこんなことをしてしまったんだろう?
――こんなよくあることで何で急にカッとなっちゃったんだろう?

その夜、スヤスヤ寝息を立てるムスコの顔を見ながら、ワタシはあれこれと考えを巡らせていました。

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