『R100』製作発表会見に登壇した大森南朋と松本人志監督

松本人志の監督4作目となる『R100』の製作発表会見が13日に都内で行われ、松本監督をはじめ、大森南朋、大地真央、寺島しのぶ、片桐はいり、冨永愛、渡辺直美、前田吟、松尾スズキ、渡部篤郎ら豪華キャスト陣が勢ぞろいした。

『R100』特報動画

あいさつに立った松本監督は「周りの大人に怒られるので、まだあまり(内容は)しゃべれない。まあ、謎が多いです」と言葉を濁しつつ、「R15、R18といった規制をすっ飛ばした作品を作りたかった」とタイトルに込めた意味を説明。「ムチャクチャな映画なので、世界観にとらわれず、観てほしい」とアピールした。

映画は絶対に開けてはいけない扉を開いて“謎のクラブ”へ入会してしまった主人公(大森)の前に、次々と謎の美女が現れるというストーリーで、関係者によると「ジャンルは、ファンタジー・エンターテインメント」だという。今年1月10日にクランクインし、4月8日にクランクアップ。配給はワーナー・ブラザース映画が手掛ける。

会見にはワーナー エンターテイメント ジャパン株式会社代表取締役社長のウィリアム・アイアトン氏も駆けつけ「私自身、松本監督の大ファン。脚本を読ませていただき、これはすごいと思った。わが社では日本独自のローカルプロダクションに力を入れていく」。松本監督も「映画の本分は、海を渡ること」とメガホンを執った前作3作に続く海外進出に意欲を燃やした。

「松本さんのバラエティ番組を見て育った世代ですし、主演させていただくのは光栄」(大森)、「人生で初めての衣装に、初めての言動。自分でも怖いくらいの爽快感だった」(大地)、「松本監督はフランスでも大人気。(フランス人の)ダンナさんも大喜びで、『どんな役だろうと、出演しなさい』と言われた」(寺島)と俳優陣は、松本監督との初タッグに興奮しきりだ。豪華なキャスト陣を前に、松本監督も「映画は4本目だが、こうしてたくさんの俳優さんに出てもらって、演出するのは初めて。そういう意味では、今回が“本当の監督”なのかもしれない」と語っていた。映画は現在、編集作業中で、松本監督自身も出演している。

『R100』
10月5日(土)から全国ロードショー

「ウレぴあ総研」更新情報が受け取れます