キーファー・サザーランドの「24 TWENTY FOUR」が、12話だけの特別シリーズとして、来年TVに復帰することになった。映画化の話も長い間検討されてきたが、プロデューサー、サザーランド、スタジオの間で意見が合わず、凍結している。

「24 TWENTY FOUR」は、2001年から2010年にかけてフォックスチャンネルで放映され、大人気を呼んだシリーズ。放映中から映画化の話は出ており、番組が終了したら実現させるという方向で進んでいたが難航、1年ほど前に凍結状態に陥った。24時間の物語を2時間で語るという部分に困難があったらしく、結局、これまでのシリーズより短い12話限定の“イベント”シリーズという形でTVで復活させることになったらしい。放映は来年の5月にスタートする予定。

アメリカのメジャーネットワークのTVドラマは、通常、9月中旬から10月あたりに新シーズンをスタートし、5月ごろに終わる。1シーズンは約22〜23話。近年、1月や2月などシーズンなかばにあえて新番組を始めるケースも増えてきたが、5月に12話限定の新シリーズを開始するのは、珍しい試みだ。

文:猿渡由紀