DMC-G6

パナソニックは、マイクロフォーサーズ規格に準拠し、フルハイビジョン動画の撮影に対応したハイブリッドミラーレス一眼カメラ「LUMIX DMC-G6」を、6月20日に発売する。

有効画素数1605万画素のLive MOSセンサと、新開発の画像処理エンジン「ヴィーナスエンジン」を搭載。「マイクロGレンズシステム」の実力を引き出し、夜景や室内など暗いところでも高画質な写真を撮影できる。ノイズリダクション処理で、拡張ISO25600の高感度撮影に対応。新搭載の新2次元ノイズリダクションと新マルチプロセスノイズリダクションによってノイズの質感をコントロールし、ざらつきのないクリアな画質を実現する。

ディティール再現フィルタを最適に設定することで、限界解像やコントラストを向上。高解像度とともに、ダイナミックレンジコントロールの信号処理精度を向上し、滑らかな階調を残したまま、従来よりも広いダイナミックレンジを確保した。

幅広い撮影用途に対応する高画質フルハイビジョン動画撮影機能を備え、より滑らかな映像表現の60pに対応したAVCHD Progressiveと、PCやスマートフォンとの親和性が高いMP4形式での動画撮影ができる。

AVCHD形式の24p記録に対応しているので、映画のような独特の動きや色味の表現ができる。さらに、撮影時の絞りやシャッタースピードを任意に設定し、映像作品レベルのこだわりで撮影できる「クリエイティブ動画モード」を搭載する。

動画撮影中のAF性能は高く、動いている被写体にもピントを合わせ続けることができる。カメラ本体の接続インターフェースには、直径3.5mm対応ステレオマイク入力/ヘッドホン出力端子を備える。

連写撮影では、カメラ内の連写シーケンス処理を改善し、毎秒7コマの高速連写(記録画素数16M)、電子シャッター毎秒40コマの超高速連写(記録画素数4M、4:3時)を実現。さらに、動く被写体にピントを合わせたまま撮影可能な毎秒5コマの動体追従連写(記録画素数16M)で、被写体の一瞬の表情や動きを逃さず撮影できる。

電源をオンにしてから、撮影するまでの待機時間を0.5秒に短縮した高速起動を実現。動画撮影時は動画ボタンを押してからの待機時間を1秒に短縮した。

背面の液晶モニタはタッチパネル方式で、画面に触れるだけでピント合わせやピント合わせ+撮影ができる。インセルタッチ方式なので屋外でも見やすく、低消費電力。左180°、上下270°の可動式で、アングルの自由度が高い。

約144万ドットのOLED(有機EL)ファインダーを搭載。撮影した写真の転送に対応する無線LANとNFC(近距離無線通信)を備える。対応メディアはSDXC/SDHC/SDカードで、UHS-Iに対応している。サイズは幅122.45×高さ84.6×奥行き71.4mmで、重さは約390g。

ボディ単体の「DMC-G6」は、カラーがブラック、シルバー、ホワイトの3色。価格はオープンで、実勢価格は8万円前後の見込み。

新望遠ズームレンズ「LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-F5.6 ASPH. / POWER O.I.S.」が付属する「DMC-G6H」は、カラーがブラック、シルバーの2色。価格はオープンで、実勢価格は12万円前後の見込み。

新標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 14-42mm / F3.5-F5.6 II ASPH. / MEGA O.I.S.」と望遠ズームレンズ「LUMIX G VARIO 45-150mm / F4.0-5.6 ASPH./ MEGA O.I.S.」が付属する「DMC-G6W」は、カラーがブラック、シルバー、ホワイトの3色。価格はオープンで、実勢価格は11万円前後の見込み。

電動標準ズームレンズ「LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./ POWER O.I.S.」が付属する「DMC-G6X」は、カラーがブラックのみ。価格はオープンで、実勢価格は10万5000円前後の見込み。