レッドカーペットの模様(左から)キャリー・マリガン、レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア、アミターブ・バッチャン

第66回カンヌ映画祭が現地時間15日に開幕。オープニング作品として『華麗なるギャツビー』が上映され、主演のレオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア、キャリー・マリガン、バズ・ラーマン監督らがレッドカーペットを歩き、華やかなセレモニーとなった。

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カンヌの街は、ホテルの壁面などを本作の画像で装飾し、街をあげて『華麗なるギャツビー』の世界観を演出。レッドカーペット時は、あいにくの雨となったが、ディカプリオは「カンヌは、世界で最もエキサイティングなスポットの一つだと思う。この映画祭は多くの映画の出発点でもあり、多くの映画が世界に発信される素晴らしいチャンスでもある。だからカンヌに来られて光栄だ」と話し、マグワイアは、「カンヌは初めてなので、とても興奮しているんだ。信じられないよ!僕がこの映画に関わり始めたのは4年前。バズ(監督)と『グレート・ギャツビー』の映画化について話をするのでこないかとレオが電話をよこしてきたのが始まり。今日は本当にうれしいよ」と笑顔を見せた。

美しいドレス姿を披露したマリガンは「雨で残念だけど、カンヌにやってくることができて本当に興奮するわ!撮影中もずっと雨だったから、ある意味ぴったり。キャストのみんなともまた一緒に集まることができてとてもうれしいわ!」とコメント。ラーマン監督は「(原作者の)フィッツジェラルドが『グレート・ギャツビー』一部を書いたこの地で上映できるのはとても意味深いこと」と語った。

本作は、1920年代のアメリカを舞台に、上流階級の人々の熱狂と苦悩、悲劇を、作家志望の青年の目を通して描いた作品。これまでも繰り返し映像化されてきた物語を、『ロミオ+ジュリエット』でディカプリオとタッグを組んだラーマン監督が新たな解釈と映像美を駆使して映画化している。

『華麗なるギャツビー』
6月14日(金) 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
※2D/3D同時公開